たまには夫の変化を考えてみる 最近言わなくなった言葉
子どもが成長したのかなと思うきっかけとして、「以前は言っていたけど最近は言わなくなったこと」がある。
例えば、自分が上手く出来ない事を「ママ、これやって。」と言ってきたり、何か上手く出来た時とかは誉めて欲しくて「ねえ、みて!出来たよ。すごい?」と聞いてきたり…。
思春期になった今は大概の事は自分で出来るようになってきたし、自分の頑張りを見られるのはどちらかと言えば少し恥ずかしいのか、部活の試合なんかは「来なくていいから。」と言ってきたりする。
そういう以前言っていた言葉がなくなっていったという事は、何かしら子供が成長しているんだろうなと思うのだが、主人にもそういうことがあるとこの前感じた。
私は、出来るだけ相手にプラスになることは口に出して言うようにしている。
ほんのちょっとしたことなのだが、例えば友達の服装、髪型、子供たちの頑張り、色んな人に対する感謝の言葉など。
「かわいいね。」「似合ってるね。」「頑張ったね。」「すごいね。」「いつもありがとう。」
自分がそう言われたときやっぱり嬉しいので他の人にもいう事にしている。
でも、おだてたり、思ってもない事を言うのはあまり好きではないので、あくまで本音。
子供のやる気を引き出すとき以外は大袈裟には誉めない事にしている。
なので、主人にも本当にそう思った時に誉めるのだが、特に仕事で「契約出来た」とか「今月売上達成した」とか聞くことがあるとその都度私はよく誉めた。
特に結婚したての頃なんかは
「すごいね~、頑張ってるね!」
私がそう言うと主人は決まってこう言った。
「ありがとう。けど誉めてくれるのはめぐりだけだわ…」
「え?そうなの。」
「うん。会社じゃ出来て当たり前でさ。出来なかったりしたら『何でお前出来なかったんや!』って怒られるよ。」
今はだいぶ誉めて伸ばす会社が増えたんだろうけど、20年前は、同期、先輩からは誉めてもらえるってことがまずなかったらしい。
だから私が誉めると「誉めてくれるのはめぐりだけ」と言っていたのだが最近言わなくなっていることに気が付いた。
どうしてだろうと考えた時「後輩」が出来たからだろうと思った。
たまに私が後輩の方に会うと有り難い事に
「いつもご主人にミスをかばって頂いて…」
とか
「本当にお世話になってます。」
という声を頂くことがある。
後輩の人からは仕事で「感謝」されてるのかもしれない。
直接お礼を言ってもらえてるのかもしれない。
だから「誉めてくれるのはめぐりだけ」と言う言葉が最近なくなってきたのかな?と思った。
夫なんだから「成長した」というのは、私の立場からすると、う~ん…傲慢な気がするので、とりあえず、以前と比べて変化したんだなと思う。
私は良い変化だと思うので主人を見ながら、心の中で「良かったね。」とほほ笑んだ。
私はどうなんだろう?
私にも言わなくなったことで「成長」ととらえる事が出来るものがあるのかだろうか?
自分じゃあまり分からないが、一つ思いついた。
私は3人兄弟でお菓子などを奪い合っていたため食べ物に関しては貪欲だった。
しかし、子どもが出来て「ママちょーだい」と言われれば自分の頼んだ物も分ける事が普通になったので、あの醜いドケチ根性はなくなったのかもしれない。
だから私の場合は
「これ、わたしのだからね!取らないでよ!」
だろうか?笑