異性の友達と出かける彼氏 分からなかったけど少しその感覚を理解した
恋愛において、私はけっこうヤキモチ焼きな方だと思っている。
若いころは特に。
自分の彼氏がほかの女の子と仲良くするのがあまり好ましくなかった。
付き合った人の中には女の子の友達がたくさんいて、グループだったり、2人で遊びに行ったりすることが当たり前の人がいた。
でも、その彼氏は事前に「今日~と遊びに行くから。」とは言ってくれた。
それを聞いて私は怒ったり、「行かないで!」と止めたことはなかった。
遊びに行く女友達とは私も会ったことがあるし、彼氏の通っていた大学が8割方男子だったという事もあってサバサバっとした女の子が多かったから安心していたこともある。
けど、正直良い気はしなかった。
「あぁ、うん。」
と言って心の中でモヤモヤしていた。
その根本の原因として私は「異性の友達」という存在がどうしても理解できなかったのだ。
異性の友達って何?どういう感覚?といつも考えていた。
女子高、女子大に通っていた私にはまずそういう友達が全くいなかった。
だから余計に分からなかったのだ。
そのことを友達に相談すると、1人納得のいく答えをくれた友達がいた。
「彼氏がよく女友達と遊んだりするんだけどさ、異性の友達って理解できる?」
「あ~、私なんかはそんなに抵抗ないけど、めぐりちゃん、嫌なんだ?」
「嫌っていうか…。あんまり理解できない。でも人を束縛するのも嫌だから否定せずにいるけどね。けどなんかいつもモヤモヤする。わかんないから…。」
「なるほどね~。ねぇ、彼氏って姉妹いる?」
「一つ上のお姉ちゃんがいるけど…それがどうかした?」
「あぁ、やっぱり。これは私の考えなんだけど、
歳の近い異性の兄弟姉妹がいる人って異性を友達として見れる人多くない?
私にもさ弟がいるから。なんかそういう異性の兄弟と育つとね、慣れるっていうか。上手く言えないけど、恋してない相手はホント『人間』に思えるんだよね。」
それを聞いたとき、妙に合点がいった。
私は3姉妹で家の中に年頃の男の子はいなかった。
異性の友達を持つ自分の友達の事を思い浮かべるとそういう人が確かに多い。
この考え、絶対的はないが一理あるなと思った。
少し「異性の友達」を理解できたのでモヤモヤが薄れた気がした。
その後、自分が社会へ出て、2人で遊びにとまではいかないが、仲の良い異性の同僚や友達が出来たので、だいぶ彼氏の気持ちが分かった気がした。
育ってきた環境がその人の感覚を作る。
じゃあ、一人っ子の人はどうなんだろう?
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