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仲尾友貴恵『不揃いな身体でアフリカを生きる 障害と物乞いの都市エスノグラフィ』

 アフリカはタンザニア、ダルエスサラーム。
 そこで物乞いをして生計を立てる障害を持った人たちの生活や都市における立ち位置に迫った一冊。
 この本で初めて知ったけど、アフリカでは、アルビノは身体障害に入るらしい。不吉な子供として、たくさんの子供が殺されてきたのだとか。ショックでした。
 あと、この本で描かれる物乞い像は、日本での一般的なイメージとは全然違う。明るくて、尊厳を持っていて、お金をくれる人とも世間話をする。ちゃんとした家もある。日本人が抱いている物乞いのイメージとは180度異なるかもしれない。
 この本を読んで、世界が広がったような気がする。出逢えてよかった!

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