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青崎有吾『地雷グリコ』

推理作家協会賞、日本ミステリー大賞、山本周五郎賞、そして直木賞候補。
数々の賞を総なめにしている作品だけど、その価値はあった!
まず、タイトルが良い。パンチが効いていて中身が読みたくなる。
そして展開されるのは、既存のゲームを改変した、もはやゲームとは言えない真剣勝負。相手の手の読み合い、裏の裏のかき合い、これぞまさに心理戦。事件は何も起きていないのに、これがミステリーにカウントされるのがよく分かる。
特に面白かった作品は『地雷グリコ』、『自由律じゃんけん』、『フォールーム・ポーカー』。特に最後の作品の駆け引きには本当にドキドキした。でも、最初に読んだ『地雷グリコ』の破壊力も抜群だった。
とにかくめちゃくちゃ面白い。まだ読んでいない人は損してるから読んでほしい!

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