肘が痛い・・・テニス?
肘の痛みを訴える患者さんが続きました
スポーツを再開する方が増えています。
大会も開催されていますね、汗をかくのに気持ちのいい季節です
テニス肘=上腕骨外側上顆炎 のお話
中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています
症状
ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作
をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。
多くの場合、安静時の痛みはありません
病態
一般的には、年齢とともに肘の腱に負荷がかかりで起こります。十分にはわかっていませんが、主に短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて生じます。 この短橈側手根伸筋は手首(手関節)を伸ばす働きをしています
検査
トムソンテスト
検者は手首(手関節)を曲げるようにして、患者さんには肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首(手関節)を伸ばしてもらう
保存療法
1. ストレッチ
2. 湿布や外用薬
3. 肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射
4. テニス肘用のバンド
手術
筋膜切開術など
整形外科で注射を打ちながら、お仕事をされていましたが、
なかなか痛みが収まらないとご相談がありました。
ちょっとした職場環境の改善と治療を初めて1カ月、
ご自身の努力で、今では痛みなくお仕事が出来ています。