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骨格矯正と骨盤矯正って違うの?腰痛,産後なら

「骨格矯正」や「骨盤矯正」という言葉は聞き覚えのある人も多いと思いますが、その違いはわかりますか?

どっちの施術を受けようか迷った際、何を目安に選択すればいいのでしょうか? 今回は専門接骨院の北川先生のお話

骨格はどうして矯正が必要なの?

体には200個以上の骨があり、O脚やX脚、反り腰など、体つきの特徴は骨格によるものが多いです。

例えばいつも左を上にして足を組んだり、同じ側でショルダーバッグをかけたり、体の使い方からも影響を受けます。日常生活などから骨格はさまざまな要素から影響を受けて歪んでいってしまいます。

骨格が歪むと、痛みなどさまざまな不調が出ますので、「歪みを矯正して痛みや不調を取り除こう」というのが骨格矯正です。

骨盤矯正と骨格矯正との違いは?

骨盤矯正とは何ですか?

腰の部分にあるバケツのような骨が「骨盤」ということはご存知の方も多いと思いますが、いくつかの骨が組み合わさって形成されています。

この骨の組み合わせが何らかの要因で歪むことがあり、この歪みを矯正するのが骨盤矯正です。 骨格矯正も骨盤矯正も、施術方法が異なるだけで、体の歪みを整えるという意味では共通していると思います。

定義としては、骨格矯正の中に骨盤矯正も含まれているといった意味合いですが、骨盤をきちんと矯正するためには全身の骨格を見る必要がありますので、基本的にはそこまで大きな違いはないと思います。
信頼できる先生に出会えたら、名称に囚われずそちらへ通うのが良いと思います。

原因として有名なものに妊娠・出産に伴う骨盤の歪みです。
妊娠中は骨盤を固定しているじん帯が緩むことで、出産の際に骨盤が広がりやすくなるのですが、広がった骨盤が歪んだ状態で固まってしまうことが多いのです。 産後、腰や股関節が痛くなったり、体型が元に戻りにくかったりする原因のひとつが、骨盤の歪みとも言われています。

骨盤矯正ってどこで受けられるの?

注意点などはある?

一般的な整骨院や接骨院、カイロプラクティックなど
選ぶ時には「骨盤矯正」に特化したメニューのあるところがお勧めです。

交通事故や転倒など、明らかなきっかけがあっての痛みは、まずは整形外科に行って骨折や神経の損傷などがないかを確認してください。

産後の骨盤矯正の際は、早くて産後1ヶ月、できれば2ヶ月を過ぎてからの施術をお勧めしています。 また、仮に2ヶ月を過ぎていても、例えば早産や帝王切開だった場合は、念のため産婦人科医からの許可を得てからが安心です。

骨格は、普段からの動作の癖などで、どうしても歪んでしまいます。妊娠中は、お腹周りの筋肉が上手く使えなくなるため、そして出産時に骨盤がゆるむために、とくに骨盤周囲の骨格が歪んでしまいがちです。

そこからのさまざまな不調に陥らないために、産後のケアがとても大切になります。骨盤矯正に通うのが難しい人も、意識して運動をしましょう。特別なことでなくても、下腹部を引き上げるように姿勢を意識しながら近所を散歩するだけでも十分効果があると思います。

歪みは必ず誰にでも生じ、歪んだ状態に筋肉が適応してしまいます。 骨盤矯正は正常な位置をキープできるまで継続しないと、一過性で終わります。
ホームケアのストレッチなども指導してもらい、併用しながら続けることで改善されることをお勧めします。

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