何歳になっても変化を受け入れる
人生はきっとこんな風に続くのだと思っていた。
なんの疑いもなく。
きっとこの、穏やかな見慣れた景色の中で、
いつもの風と光と葉音の中で、
毎日穏やかに、時に笑い合って、時に腹を立てて
そして、知らずに仲直りして、
「いつも通り」という設定の中で
ささやかなドラマが繰り広げられながら、
年を重ねて、おばあちゃんになって
人生が終わっていくものと思っていた。
それが、人生が動き出したのだ。
思いもしない、方向へと、
まるで人生のチャンネルが変わったかのように、
目に映る景色が変