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劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦

初日に観てから1週間、今日2回目を観てきました。
ハイキュー!!は2020年に完結しているお話で、コミックス全45巻もわたしはもう何度も何度も読み返してその度に感動して熱いシーンでは泣いちゃうくらい大好きなんですが、そのお話の中でも一番好きな話が今回の映画になっているんです。そりゃ何度だって観ますよ。5月のGWまで上映決まってるんで毎週観に行くつもりですよ。(熱)

そんなハイキュー!!劇場版の感想、盛大にネタバレするので、観てない方は回れ右して今すぐ最寄りのTOHO系映画館に行ってハイキュー!!観てきてください。あと、キャラとかの説明はしょりますんで、誰それ?なにそれ?と思ったらジャンプ+で今月末までハイキュー10話分無料配信してるんでこれを機に読み始めてみるのもありです。あぁうらやましいなぁ今から初めて読み始めるなんてわたしも一回記憶を全消しして初心に帰ってもう一度あの感動を味わいたい(早口)

あ、トップ画像は原作のコミックスなのですが、真ん中に写っている33.5巻は古舘先生が書き下ろしてくれた今回の劇場版の入場者特典です。映画見てから読みましたが、めちゃめちゃいいです!最の高!200万冊準備されていたそうですが、もう配布終了してるみたいです。わお。

こっからネタバレです。

映画は試合当日の実際の時間軸と、過去のエピソードがいい感じにスイッチしながら話が進んでいく。
まずは、過去のエピソードから。

ハイキュー!!の主人公は日向と影山だけど、この春高・音駒戦に関しては、日向と研磨が主役で、映画では研磨目線での表現がとても多い。というかほぼそう。研磨推しのわたしとしては、ああこれまでもずっと好敵手という立場だったけど、ここで映画を研磨目線で作って表現してくれるんだ、とちょっと震えた。

映画は、少し遡って、研磨が迷子になってロードワーク中の日向が研磨を見つけるシーンから始まる。
ここも今までは「日向が研磨と出会う」と表現されてきたと思うんだけど、「研磨が日向と出会う」視点から入るのよね、映画は!ここめっちゃポイント!
”研磨、迷子になってどうしようかと考えて近くにある公園の入り口に座ってゲームし始める。”
これ、ちょっとしたシーンなんだけど、原作で描かれている物語のちょっと手前のシーンが追加されてて、漫画を読み込んでいればいるほど、あ!っとなる。

日向に「バレー好き?」と聞かれた研磨が「別に。友だちがバレーをやっているから自分もやってるだけ」と答えていると、”研磨を探しにきたクロがやってきてその会話をチラッと小耳に挟む”んだけど、”クロに聞こえてた”というのは原作にない追加されたシーン。原作ではクロは急に現れたから聞こえていたかどうかはわからないんだけど、映画ではちょっと前から現れるの。
実はわたし、こっちの追加シーンは、1回目に観た時は「別になくてもいいのでは?」と思ったんだけど、2回目観て考えを変えました。
研磨の言う「友だち」が誰を指しているのかが、日向にはわからないけど、観ている観客にはタイミングバッチリで現れたこの長身の人のことだと自然にわかる。ハイキュー‼︎を知らなくてもわかる。
なるほど。ファンなら知ってる。でもファンじゃない人には二人の関係性はわからない。セリフに寄らない説明になってるのか!と気づきました。
ファンだけじゃなく、たくさんの人に見てもらいたいから、映画なんだものね。映画がハイキュー!!との出会いになる人だってたくさんいるんだものね。

映画ってこういう発見があるから、何度も観に行くの。

ここまでまだ映画開始5分なんだけど、感想終わる気がしない。

映画は試合当日の実際の時間軸と、過去のエピソードがいい感じにスイッチしながら話が進んでいく。
試合当日の朝。音駒の宿泊先のシーン。
研磨の寝起き、アザース。
ストレートヘアのはずなのにすごい寝癖になってた、はい、かわいい。
そしてスマホなんだね、研磨。早ない?あった?あったとしても高いよね?
さすが(感心)
原作にないセリフが補完されてて、これも説明としていいねと思った。

いよいよ音駒vs烏野 ゴミ捨て場の決戦、試合開始です!!
両チームの主将がギチギチ握手するとこすごい好きなんよね!でも緊張してるのも表情から伝わってきて間に立ってる主審が「大丈夫、この二人?」って顔してるのおもろかった。
試合のシーンは躍動感すごかった。月並みな言い方かもしれないけど、本当に自分も東京体育館の客席で応援しているみたいだった。
原作もスピード感ある描き方、すごいんだけど、動画になるとホントすごいね。アニメってすごいね。音も声も入るとほんとうにすごい。(語彙力低下)

日向がブロードから決めて、CMでも流れてる名セリフシーン
「もう1回がない試合だ!研磨!」と叫ぶ日向。
ネット越しにニヤリとする研磨、色気が半端ないのよ(神)

ハイキュー!!は名セリフが多いんだよね。言葉そのものが奥深いと言う意味での名セリフもたくさんあるし、言葉遊びが面白いと言う意味での名セリフもある。
言葉遊び系では何気に好きなのが、福永のダジャレ。
作戦会議のシーンで言ってたのは映画オリジナルよね?なんて言ってた?「ヘビを食らった猫、ヘビーネコリグ」だっけ?なに?と思って調べたら、釣りの道具。わからんてw
原作にもある「想定以上の高さ!…想定漢(ソウテイガイ)」を聞けたのは嬉しかったけど、「漢」っていう漢字だから面白さがあるので、くぅっ!こここは原作読んで字面で見て!!となった。

研磨のセリフでは「よそはよそ(烏野は烏野)、うちはうち(音駒は音駒)」もすごい好きなんだけど、これも字面で見て欲しい!!

ツッキーの「僕一人で勝とうなんて1mmも思ってません」のところ、どんな声色で言うのかなって楽しみにしてたんだけど、思ってたよりも穏やかに言ってて、ツッキーの山口に対する信頼がいいなって思った。

映画は実際の試合時間と同じ85分にまとめているから原作の全部のコマを入れるのは到底無理なわけで、その分、試合の臨場感にフォーカスしてる。
原作の小さいコマで解説とか感想とかリアクションでてくるキャラたちの登場回数は控えめになってたけどそこはぜひ原作読んで欲しい、不要なコマなんて原作にはないのです!(力説&布教)
それでも、島田さん・滝ノ上さん・月島兄・谷地さんのリアクションとか冴子さんvsあかねちゃんの応援団対決とかはたくさんあって、メリハリがあって劇場版としてのまとまりはとてもいいと思った。

一番好きなシーンは?と言われたら。
研磨の「翔陽、面白いままでいてね」のところかな。

ホラーかと思いました。
我が推し、ホラーです。
大満足です。
音駒の脳・孤爪研磨の全巻通してNo.1に痺れるシーンを劇場スクリーンで見れてよかった。
これがどのタイミングのどの展開のシーンなのかは、ぜひ劇場で見て欲しい。原作も読んで欲しい。

今後も何度も見に行くので、追加で感想を書くかもしれません。
その時はこの記事に追記・補完していきます。

さすがに結末はバラしません。
皆さんもぜひ、ハイキュー!!の映画を見に行って欲しいです。


感想その2はこちらの記事

感想その3はこちらの記事


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