見出し画像

誰が1番幸せ?消防士/公務員/商社マン/中小企業/

僕には大学時代から付き合いがある3人の友人がいる。
趣味も食事の好みも何もかもがバラバラだが、卒業後今でも続く不思議な縁だ。

1人は商社マン
1人は地方公務員
1人は消防士
そして僕、中小企業会社員。

ではどんな働き方か?1人ずつ解説していこう。

1.商社マン

商社マンは言わずもがな、誰もが憧れる就活の花形だ。ノルマとか営業なんてとても無理だと諦めてしまったが、やはり憧れはあったように思う。アタッシュケースを持って全国を飛び回るといったイメージだが、結構泥臭い業務も多いようだ。

2.消防士

1人は消防士。
イメージ的には耐火スーツを着て火の中に飛び込むようなイメージがあるが、そう言う事はあまりないらしい。
しかし、友人曰く”ほぼ軍隊”だそうだ。
もちろんそんな職場なのでパワハラは当たり前。上官による暴力も日常茶飯事だという。おまけに夜勤があったり、事故現場など血みどろの現場にも立ち会わないといけなかったりするので肉体的にも精神的にも負担がかなり大きく、やはりメンタル不調で辞めていく人も多いらしい。最近では救急車も運転するらしい。
その代わりその分保証は手厚く、かなりの高給取りになっているようだ。

3.地方公務員

1人は地方公務員。
一見この中で1番安定した職業のように見えるが、生活保護を担当する部署らしく、利用者に罵声を浴びせられたり、自宅に訪問した際に既に亡くなっていたというショッキングな現場に立ち会ったという話もある。(その際に1度服についた臭いはどれだけ洗っても取れないらしい)
その後水道課に配属になり、少しは環境は改善されたようだが、休日に呼び出されることもしばしばあるようだ。

4.中小企業

そして僕、中小企業だ。
まず、新卒ではスーパーだったが、そこそこ大手で西日本では知られた存在だった。なので大企業と中小企業どちらも経験があるので分かるが、大企業は改革が遅い。かつて僕がいた会社もそうだった。結果として昔は人に自慢できるくらいの有名な会社だったのだが旧態依然の姿勢を崩さなかった結果、時代に波に乗れずに淘汰されてしまい、僕は転職することになったのだが。

一方中小企業は小回りがきいたり、自由度が高いところが多い。大企業に比べると居心地が良いという方も多いのではないだろうか。
しかし、お金は大企業ほど盤石ではなく、採用や効率化などの思い切った投資が遅々として進まず、それが成長の足かせになっている場合が多い。そのせいで無駄な業務やそれに伴う残業が多くなりがちである。

5.誰が1番幸せ?

そしてタイトルにもあるが、誰が1番幸せか?

この問いに対する解は各々が持っている。
これは感じ方一つだが、皆リスクを背負って働いていると言う事は共通している。安定した仕事などない。それは企業戦士も公務員も同じである。

会社が倒産する恐れがある会社にいるのは生活や給料が削られる。しかし、公務員でも先ほどの地方公務員の友人のように倒産などの危機にさらされることのない代わりにメンタルを激しく消耗することが多いパターンもある。今度は心が安定していないのだ。

心と体が安定する職場は正直なかなかないだろう。なぜなら働く上で肉体面や人間関係などで精神的な負担を背負ってるからだ。仮に転職したところで全てをクリアにすることは難しい。

では、この中で一番年収が低いのは誰でしょう?

はい、正解です。僕が一番低い。まあ転職してるので仕方ないが。正直ここをコンプレックスに感じることもあるかもしれないが、僕はブラックを経て

心と体の健康が最優先

という人生のテーマを見つけることができた。ここからブレるようではいけない。周りがどうとか、それに惑わされずに自分の道は自分で決めてきた。
だからこそ、あの時誰よりも早く転職を経験したのだ。自分で決めた道なので後悔は微塵もないし、むしろスーパー時代の病み時代から立て直した事は大きな自信にもなった。年収は低いが、今の自分にはそこそこ満足している。

誰が1番幸せか?
皆様も1度周りと自分を比較して考察してみてほしい。
他社との比較は、時に不健康なことであるが、思わぬ人生のヒントが隠れていることがある。もし考察の上自分は周りと比べてだめだなあ と思ったら、ただ落ち込むだけでなく今一度じっくり今の仕事と今後を考えてみることをオススメしたい。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?