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就職アイスエイジ新章〜僕がスーパーを辞めたワケPart.1

note初投稿で10以上のいいねを獲得し、すっかり調子に乗った僕は早速第2弾を書くことにした。

前章で書いた通り、僕はスーパーに就職した。しかし、これが転落人生の始まりとも書いた。約4年働いたが、この4年間は本当に散々であった。思い起こすのも嫌だが、この記事が誰かの手助けになれば幸いだ。年次を追って紹介しようと思う。


無事内定が取れ、家族も大いに喜んだ。
受けている中では志望度の高い企業だったので、自分でもかなり嬉しかった。この氷河期を生き延びて帰還したのだ。

まずは本社の人事と入社前に面談だ。
どの部署が希望か?どんな事をしたいか?
を聞かれる。ピッカピカの1年生の歌よろしく、期待と希望に胸を膨らませていた。

どの部署でも良かったし、もちろんやる気はあったが、生まれつき寒暖差に弱かった自分は冷凍庫や冷蔵庫への出入りが多い生鮮部門だけは少し体調面で不安があった。できれば日用品や一般食品、服飾に行きたかった。

入社前面談でもそれはしっかりと伝えたが、いざ入社式で配属先発表になると愕然とした。

配属されたのはよりにもよって水産部門。魚屋さんだ。冷蔵庫どころか、冷凍庫への出入りが1番多い部署だ。あの面談はなんだったのか。当時の人事担当者は相当性格が悪い。

他の同期も同じ様子でほぼ全員が希望の部署と真逆の所に配属されたようだ。

「それなら初めから面談なんてしなければ良かったのに」
と皆が口を揃えて言っていた。

しかしながら、いざ配属されてみると、魚を捌くという作業はそこまで苦ではなかった。
こういう作業系はそこまで苦なくできる方なのだ。アルバイトの経験から立ち仕事にも慣れている。あとはやる気次第でそこそこ頑張れるか?と思ったが、ここでまず社会の洗礼を浴びることになる。


そう、上司だ。
新入社員にとっては1番ドキドキするポイントではないだろうか。

上司ガチャなんて言葉も今では一般化しているが、ハッキリと断言できる。ここでどんな上司に当たるかでその会社でのキャリアは大きく左右されることになる。

僕は一言でいうと大ハズレであった。
おそらく僕を長く苦しめた悪夢の序章はこの上司から始まったといっても過言ではない。当時の上司はかなり悪い人で、質問したらしたで、

「なんでわからないんだ!」
「お前の勉強不足だ!」

と叱責される。特殊な資材の保管場所や新入社員が知ってるワケもないような事も聞くとものすごく嫌そうにされる。なので分からない時にもあまり質問し辛い。そこでもじもじしてると今度は 

「わからなかったら聞きにこい!!」
と叱責される。

いわゆるパワハラ上司なのだ。
機嫌の良い時は良いが、悪い時との落差が激しい。超絶お天気野郎なのだ。まぁ実際僕も出来が良い方でない自覚はあるが、

「新入生の中でも1番出来が悪い」
「覇気がない」
「努力してない」
など今にしてみれば
「右も左もわからない若造にそこまで言うかね?」
と思うような様々な罵声を浴びた。

後で聞いたら、この人にとって僕は初めての部下らしい。僕が初めての部下のはずなのになぜそんな事が分かるのだろうか?

そして入社して約半年後、急に事件は起こる…

次章
僕がスーパーを辞めたワケPart.2
お楽しみに

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