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ゲント大学ってどんな大学?

こんばんは、はじめまして☺︎ライターのホノカです🌸京都生まれ京都育ち、20年過ごした京都を離れ、現在は交換留学生としてゲント大学のFaculty of Arts and Philosophyにて言語学を学んでいます。美味しい食べ物に目がないので、いずれはヨーロッパのグルメについても紹介したいなと思っております。ですが初回の記事ということで、少し真面目な内容でお送りします↓↓💪

このブログを見てくださる方の中には既にゲント大学に留学が決まっている方、留学先の候補として考えている方、ゲントでは無いけどベルギーに留学する、という方などいろいろな方がいると思うのですが、今回は「ゲント大学ってどんな大学?」をテーマに、実際に通っている学生目線で紹介していきたいと思います。
 
ゲント(ヘント)大学はベルギー第3の都市であるゲントに位置する、ベルギーの公立大学です。1817年創立とベルギーの建国以前から続く歴史ある大学で、ルーヴェン・カトリック大学と並んでベルギーのトップレベルの大学として知られています。
 
キャンパスは主にゲント市内の各地に点在しており、40000人以上の学生が在籍する大きな大学です。文系から理系まで11の学部がある中で、日本からの留学生の多くがFaculty of Arts and Philosophyに所属していますが、他の学部にも数人ずつの日本人留学生がいます。
 
ここまで基本的な情報について書いてきましたが、ここからは現地の学生から見たゲント大学について紹介していきます。一部主観を含みますが、ぜひ留学先選びやゲントでの生活のイメージに役立てていただければと思います!



◎授業ってどんな感じ?

ゲント大学の授業は1コマ3時間×10週を基本に構成されています。言語の授業などは週に2、3回授業があったり、1コマの時間がさらに長く設定されていることもありますが、ほとんどの場合は週1回の授業がイースター/クリスマス休暇を挟んで10週間続きます。Bachelorの授業は基本的にレクチャー形式が多く、試験・エッセイ・プレゼン・口頭試問などで評価されます。Masterの授業はBachelorに比べてディスカッションなども多く、専門的な知識や高い英語能力が求められます。
授業にもよりますが、ベルギーの先生や学生は癖のない綺麗な英語を話す方が多いので、聞き取れないということは少ないです。
授業については他の記事で詳しく紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
 

◎キャンパス・学食ってどんな感じ?

ゲント大学のキャンパスはゲント市内の各地に点在しており、日本の大学のような「キャンパス」という雰囲気はないかもしれません。ゲント市内を歩いていれば必ずいくつかの大学の建物に出くわす、というくらいあちこちに関連施設があります。それぞれの建物はその歴史を感じさせる造りであることが多いですが、中は綺麗に整備されており快適に授業を受けることができます。
複数ある図書館はいつも勉強している学生で賑わい、集中したいときにはぴったりの場所です。日本語の本も多くはありませんが所蔵されています!

大学のカフェテリアやレストランも沢山あり、基本的にお昼時〜夕食まで利用することができます。個人的なお気に入りはカフェテリアで販売されているBroodjeというサンドイッチ!日本のそれとは少し違い、長いバケットのようなパンに様々な具が挟まれたBrooodjeが3€前後で購入できます。ボリュームもしっかりあって野菜もたくさん取れるので、現地の学生にも大人気でお昼時には行列ができるほどです。
レストランでは日替わりで肉料理、スパゲッティ、ベーガンメニューなど毎日3〜5種類のメニューが提供され、4〜5.5€ほどでお腹いっぱい食べられます。サイドにフライドポテトがついてくるあたりはさすがベルギー!


◎ゲント大学の学生生活ってどんな感じ?

現地の学生に加え、世界各国からの留学生が多数在籍しているため、一概に学生の雰囲気をあらわすことは難しいですが、基本的にベルギーの学生は勉強熱心な学生が多く(それだけ単位取得が難しい…)、ヨーロッパからやってくる留学生は賑やかで社交的な人が多いイメージです。
日本からの留学生が多かれ少なかれ関わることになるであろうJapanology(日本学科)の学生は、とても親切でフレンドリーな学生が多いです。Faculty of Arts and Philosophyに所属する学生以外でも、Tomo no Kai(友の会、主にJapanologyの学生たちによって構成される学生団体)が主催しているイベントに参加すれば、Japanology(日本語学科)の学生と知り合うことができます。私も授業を通してJapanologyの学生と知り合い、一緒に遊園地に遊びに行ったり、カラオケに行ったりと素敵な友人に出会うことができました。
また、留学生向けにイベントなどを開催している団体としてもう一つ主流なのはESN(Erasmus students network)という団体で、年会費を払うことで様々な割引を受けられたり、イベントに参加したりすることができます。こちらのイベントはどちらかというとお酒とダンス!のようなものが多いですが、シティーゲームなど参加しやすいイベントもありますし、お得な割引もあるので、気になる人は入会を考えてみてもいいかもしれません。

◎ゲント大学のここが好き、ここがダメ

好きなポイント
⭐︎キャンパスが素敵:一部のキャンパスはハリーポッターの世界のような建物、講義室が残っており、浪漫を感じます!
⭐︎レベルの高い学生が多い:やはりベルギートップランクの大学ということもあり、出会う学生も聡明な人が多いなと感じます。こちらの学生は世間話レベルで政治や社会問題についてを話題にするので、最初は英語で話し合うことにドキドキしましたが、彼らから学ぶことも多くあり、自分の考えも深められます。
⭐︎ゲントという街が素敵!
大学が位置するゲントという街そのものがなんでも揃う都市でありながら、学生が多く留学生としても暮らしやすいです。街並みも美しく、こちらにきて9ヶ月たった今でもときめいています!

残念なポイント
⭐︎試験が難しすぎる!:主観なのですが、とにかく試験のレベルが高いです。授業によっても異なりますが、試験前の休暇と最大1ヶ月ある試験準備期間を、現地の学生は毎日勉強に当てているそうです。しっかり勉強すれば合格できますが、日本の大学の感覚だと単位を落としてしまうので要注意!
⭐︎独特の学生文化:ベルギーには独特の縦割り学生団体が存在しており、厳しい上下関係と派手な飲み会で知られています。彼らは広場や公園に集まっていることが多いので、ゲントの学生なら一度は見かけるはず…!もちろん加入しているのは一部の学生のみなので、近づかなければ影響はないのですが、大学近くの繁華街を通る時は巻き込まれないように気をつける必要があります!週末の朝の道の汚さと匂いには何ヶ月いても慣れないですね…

以上、留学生から見たリアルなゲント大学について紹介してみましたが、いかがでしたか?
あくまでライターの主観を含んでいることを了承の上、参考にしていただけると幸いです!


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