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自分で一歩踏み出すには

「社内プレゼンの締め切りが迫っているが準備が一向に進まない」
「資格試験の勉強をしなくてはならないのに机に向かう気にならない」
やらなきゃいけないのは理解しているのに動けない、
これにはれっきとした潜在的原因が存在しています。

種類によった対処法を講じれば、
この「やる気はあるのに...」な状況を打破できることでしょう。 ​

<手を付ける順番が分からないパターン>

教育系研究所の調べによれば、
やるべき内容を行動可能なレベルまで明確化できておらず、
脳が軽いパニック状態になっているようです。
行動を起こすにはパニックを鎮める必要がありますが、
GTD(Getting Things Done)という
タスク管理方法が有効だと提唱しています。
GTDは、やるべきことを全て書き出してから
最初に行うこと」を徹底的に明確にする方法です。

資格試験の勉強を始める場合、
やるべきタスクは
「テキストを買う」
「問題集を買う」
「試験日を確認する」
などなど浮かんでくると思います。

最初にやるべきはテキストを買うことだと気付けるので、
これをさらに明確化してみましょう。
テキストを買うにはどれを買うかを選んで決める必要があり、
選んで決めるためには評価や口コミを知るべきであり、
評価や口コミを把握したいならAmazonで調べて買う、
ということなら簡単に最初の一歩が見つかりそうではないですか?

​ <完璧主義=全て整うまで行動できないパターン>

細かいところにいたるまで、全て決まっていないと
進められない人はこのパターンです。
一見、あまり居なさそうな条件ですが
ここでの準備とは
「自信がついたら」
「踏ん切りがついたら」という心因性のところから、
「時間に余裕が出来たら」
「お金が貯まったら」という条件的なものまで
あらゆるものを指しています。
しかし準備が完璧だから完璧な結果が得られる、
そういう確信がないと行動できない。
これは現実的ではないでしょう。
ある程度の準備が整ったら開始し、
そこから何度も改善を重ねて望んだ結果に近づいていく、
という方がよっぽど現実的な進め方です。

​ <何とかなる、と考えてやらないパターン>

大概の場合でどうにもならないので、
目を背けるのは得策ではありません。
今やらなくてもギリギリに始めれば何とかなる、
とTVやSNSなどで時間をつぶしてしまうタイプ。
これは 心理学の世界では「逃避行動」と呼ぶようです。
主にやるべきことに向き合う際のストレスやプレッシャーから
逃れたい気持ちによって引き起こされます。
ギリギリに始めても何とかなる、
という考え方には原則根拠がありません。
そこでおすすめしたいのが、
先送り防止メモ」の存在です。

このメモには行動にブレーキをかける原因となる心配事、
ストレスやプレッシャー、不安といった
負の感情を正直に全て書き出します。
「今やらなくてもいいや」と立ち止まりそうなときに
負の感情を言葉にすれば、自分を客観視できるようになり、
過度な恐れを抱いているに過ぎないことに気づいて
安心感を得られるのだそう。

例えば、昇進試験の日が迫っている人の場合。
「上司からアドバイスをもらったのに落ちたらどうしよう」
「話し下手で面接の自信がない」と具体的にメモを書き、
それを客観視してみましょう。
「上司は一生懸命頑張った部下が試験に落ちて
も理不尽に責める人ではない」
「まだ時間はあるから面接の予行演習をやってみよう」と
書き出した気持ちに向き合えば、悲観的な考えをなくせるはずです。
自分自身が動き出せない原因と理由、
これを把握することが自ら動き出す原動力になります。

是非参考にしてみてはいかがでしょうか?

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