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JK1のために簿記3級を解説してみる 13 固定資産と減価償却

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固定資産とは?

固定資産とは、簿記上では、土地、建物、機械、備品、車両運搬具があります。簿記では少し変わったルールがありまして、固定資産の減価償却という論点があり、今まで考えたことがなかった処理の考え方があります。
減価償却を交えたイメージでつけながら書いていきたいと思います。

では、固定資産は今回は備品と考えながら進めていきます。
備品で何だろうといわれると、机とか、キャビネット等と思ったら大丈夫かなと思います。
固定資産は事業を営む(仕事する)のに必要な時間をかけて使うモノです。
これを買った時に一気に費用としてしまうあと、損益計算がブレるのを防ぐために減価償却を実施します。
文字で書いてもわかりにくいの図にしています。

前提として、金額1000、利用期間(償却期間)5年と考えます。

イメージ図

上記の図をイメージしていただいて、仕訳へと考えてもらった方がわかりやすいとおもいます。
例えば1000円のものを使って、事業をしようと思ってかったとしても、長い期間でつかって利用するものを、購入した年に全額1,000円を費用にしてしまいますと、売上があがってないのに費用が大きく計上されることとなります。この損益のブレを解消するために減価償却を実施します。
そうすることによって1年間で200円費用処理を実施し、5年で1000円費用として処理します。
この固定資産の利用のパターンを簿記上では減価償却といい、耐用年数という仮定の費用する期間に応じで期間配分されます。
こういう処理が、商品売買の仕入勘定の処理とは大きくことなる論点です。

取得


上の図と同じ金額で取得したとすると、備品が借方、貸方は支払う手段に応じて科目は変わり未払金が多いです。


減価償却

間接法

固定資産取得後は、耐用年数の期間に応じて減価償却を実施します。
減価償却費減価償却累計額をつかって処理する方法を間接法といいます。
この処理が現在では主流の方法です。なぜこの方法が良いかはのちほど売却時に説明します。

直接法

勘定科目に減価償却費と固定資産の科目(備品)を使う方法を直接法といいます。こちらは試験には出ないですが、直接勘定科目を減らす方法と思っていただけるといいかなとおもいます。

売却


固定資産を取得して使うことがあれば、売却することもあります。
では5年後売却すると考えて処理を考えていくと、
間接法と直接法の仕訳を見ると、直接法では固定資産売却益しか出てこず、固定資産が動いたことが仕訳帳ではわからないです。
そのため、間接法では、減価償却累計額をつかって固定資産が動いたことがわかります。これが間接法が主流な理由です。

まとめ

固定資産の減価償却はあくまでも仮定計算です。
私は簿記の勉強した当初、中古の固定資産の価額は、減価償却にもとづてい厳格にしているんだと思っていましたが、世の中では全然違いました笑

あくまでも利益を算定するために費用の処理を長期間でわった計上するという考え方です。


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