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少しでも怒ると、後味が悪い話

私は怒りました。

ブチ切れではないですが、強い口調で注意をしました。

それは、他部署に対する説明会の時でした。
ある案件の今後の運営について説明する大事な会でした。

そして、それは突然起きました。

同じ部署のD氏が、いきなり私に対して、どうでもよい質問をしてきました。
しかも、周りから見ても悪意のこもった質問でした。(後で周囲の方々から聞きました。)
1つだけならよかったのですが、3つほど連続で聞いてきました。


はっきり言って、時間の無駄でした。

会社という組織から見ると、D氏は部下になります。しかし、私より年上です。

事前に部署内で説明内容を入念に確認し、説明会に挑んだのですが、そこで同部署であるD氏からの悪意のある質問。
まるで揚げ足を取るような言い方で質問してきました。

(今までの準備は何だったんだ?)
(部署内で確認しているのに、違うことを言うな…)
(おい、お前。正気か?)

そういった思いがこみ上げ、さすがに全体の場で注意しました。

「それらは、部署内で事前に検討済みです!
なぜ今、その件について言うのでしょうか?」

気付けば、そのような内容の言葉が口から出ていました。
一瞬の出来事でした。

毅然として対応しましたが、強い口調になってしまいました。

本当に時間の無駄、体力の無駄、精神力の無駄でした。

同じ部署なのだから、説明会が終わった後に私に聞けばいいのに。(それもおかしいですが。なぜなら、事前に打ち合わせはしていましたから。)

残念ながら、こういう人はいます。

会議の事前打ち合わせでは何も言わず、会議本番の時に突然攻撃してくる人が。

多くはないですが、D氏のような人はいます。

正直、やりにくいです。

会社という組織から見ると、D氏は部下になります。しかし、私より年上です。

これが全てでしょう。
周りの人々が私にそう教えてくれます。
理由にならない理由です。
D氏はそうやって自分のプライドを今後も保ち続けるのでしょう。
誰も味方がいない状況でも、自分のプライドを大切にするのでしょう。


こんな人がいると、やりにくい時があります。

D氏に関しては、以前から何かと私に言ってくる人でした。
そのたび、自分なりに丁寧に対応していたと思います。

今回は大事な説明会でありましたので、無駄なことを言われないように事前に対策したつもりでした。

それにも関わらず、説明会本番での悪意ある発言。

(今後もそのような嫌がらせには、私は決して屈しない)

そういう思いも込め、全体の場で強い口調で注意しました。

私を援護する上司の発言もあり、
さすがにD氏も黙って下を向きました。

そして、説明会は無事に終わりました。
D氏の発言以外は、スムーズに平和に進みました。

説明会後、上司や部下の方々が、
「あそこはそういう態度で良かった。」
「D氏はめんどくさい人だから。」
「お気持ち、お察しします。」
などといった言葉をかけてくれたのが、救いでした。

(今後もそのような嫌がらせには、私は決して屈しない)

それが私の意志です。そこに迷いはありません。
これを機に、明確に意思表示できて良かったとも思います。

おそらく、D氏は今後も年齢と立場が逆転した状況に何度も遭遇していくでしょう。その回数は年々多くなっていくのは間違いなさそうです。

でも、怒ってしまった…
周りの人も、私が怒ったと感じるレベルで…
怒ってしまった…

すごく、後味が悪いです。

説明会は順調に終わったのに…

すごく、後味が悪いです。

「なぜ、後味が悪いのか?」

これについて考察し、反省のためにこの場で書き残すことにします。

後味が悪い原因を考えた結果、

①説明会は無事に終わったのに、無駄な体力と精神力を使ってしまった後悔
②みんなの前で怒りを放った自分の未熟さに対する怒り
③周りの人に「怒る人だったんだ」と思われたかもしれないという恐怖

以上、①~③があがりました。


考えて文章に書き出してまとめ、
よくよく見てみると…

おいおい、
ちょっと待て、

全然、D氏は関係ない…やん…

自分のこと(①、②)と、他人の目(③)が、
この後味の悪さの原因…やん…

つまり、この後味の悪さは、D氏がきっかけになっただけで、
ほとんどは自分自身が作り出している思い込みから来ていたことに気付けました。

自作自演の後味の悪さだったということか…

後味なんて、まさに自分の思い方次第です。



少しスッキリしました。

自分自身の問題なら、自分で解決できそうだと思えるからです。



一瞬でもD氏と同じ土俵に上がってしまったことを反省し、
もっと丁寧な注意の仕方を探し、体得していきたいです。

怒りだけが手段ではないはずです。

今回、少しでも怒りを外に向かって放つと、自分自身にも多少のダメージが残ることを経験できたのは、大きな収穫でした。



まだまだ、成長途中。

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