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八方美人は得をしているのか?

誰にでも愛想よく
誰にでも同調する

そんな人に対し、私たち日本人は、
敬意をこめて”八方美人”と呼びます。

はたして、八方美人は得をしているのか?

最近、そんなことを考える時があります。

そう。かつての私も【ザ・八方美人】でした。

当時は、自分が八方美人とはあんまり思っていませんでした。
しかし、今振り返ると社会人8年目くらいまでは、ザ・八方美人だった気がします。

だって、
嫌われたくなかったもん。

当時は、そう思って必死に八方美人をしていたのでしょう。

しかし、今振り返ると、
「仕事に対する自分の中心軸が、しっかりと固まっていなかった。」
と思います。

ブレブレでした。
折れた時もあったかもしれません。

社会人として、会社員として、圧倒的に経験が足りなかったと思います。

そうであった私も、いくつもの修羅場を経験し、強くなったと思います。
何度もブッ刺され、大きな傷を負いました。

社会人として息の根を止めに来るような人にも、会社という組織の中で遭遇しました。

必死に耐えたと思います。
何度も逃げ出そうとしました。
転職エージェントにも登録しました。
必死に踏ん張ったと思います。

あの大きかった傷は、今はふさがり、すごく丈夫な傷跡になっています。
もし、同じところを同じようにブッ刺されても、次はあの時のような大きな傷にはなることはないでしょう。

社会人として強くなれた点では、会社に感謝します。
相乗効果で、父親としても強くなったと思います。

そんなこんなで気づいたことは、
「以前の私は、完全に八方美人だった。」
ということです。

今は、「おそらく、八方美人ではない」と言えます。

組織の中での立場も変わったことが大きな原因だと思います。
自分の意見を言わなきゃならないし、提案もしなければならない。
グループを率いて、進まなければならない。などなど…

仕事に対する自分の中心軸を
しっかりと固定しなければ
すぐに吹き飛ばされてしまします。

人に合わせている余裕、そして人に愛想よくしている余裕が無かったとも言えます。

かといって、自分から争ったり、人の足を引っ張るようなことはしていません。
できるかぎり冷静に、淡々と仕事を進めるだけです。

様々な経験から、
「このまま八方美人をしていては、この先がない。自分ももたない。」
ということを、自分なりに理解できました。

「会社の中でさえ、全員に好かれることは不可能」ということを、自分なりに受け入れることができたからだと思います。

無理です。全員に好かれるなんて。
絶対に誰かは嫌ってきます。

ああ言えば、こう言います。
朝でさえ、パン派・ご飯派…スムージー派
… , etc.

以上のような背景もあり、
自分なりに意識して八方美人をやめてみようと
ひっそりと活動しています。
この活動は今後もひっそりと続いていきます。
まだまだです。長期計画になるでしょう。

八方美人から少しずつ脱却してくると、
自分の中で発見したことがありました。
それは、

八方美人に気づきやすくなる。
八方美人に不快感さえ感じる。

です。


かつての私に対して、上司も同じような感情を抱いていたのでしょうか?

真実は明らかにしない方が良さそうです。

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