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はじめての、のぉと

そろそろ、終活について真面目に考える年だよな。。。
と、思ったのでnoteで、あたいの人生振り返ってみようと思い立った。
なんでnoteなのかって??
ついうっかり、アカウントを作ってしまったからである。

この猛暑。。。
初めての投稿は、、よし、子供時代の夏の思い出を少し綴てみる。

夏休みになると母方の祖母の家に送られた。
宿題をもってさ。
路面電車が走る、海街とよばれる場所。
いとこや親戚に囲まれて、祖母を中心に賑やかに親族集合。

親戚はみんな町内の距離で、夏休み子供たちは祖母の家に集められた。
手の空いた大人が交代で子供達の世話をする。
泳いで、探検して、昼寝して、浴衣で盆踊り、、、
そしてコーラは飲み放題。。。

海に行くのは大人が休みの日だった。
おにぎり詰めて、クーラーボックスにはコカ・コーラ。
ビーチパラソルを担いだ大人を先頭に、子供は列になって海まで歩く。
浮き輪を斜めがけして、ビーチサンダルはいて。
ケンタッキーが見えると海が近い。
気持ちが先走って早歩き、、というか、ほとんど走ってた。
「車が来るぞ」
と、追い抜いた後ろから声が聞こえる。
子供達は顔を見合わせて、くすくす笑い「はぁい」と返事をする。

あの頃は生活排水がそのまま海に流れ込んでいた。
河口からなるべく離れて、監視員の詰所の近くにパラソルを立てて、どんより黒い海で一日中あそんだ。

でも、お盆に入ると海水浴は禁止になった。
祖母にどうして、と聞くと「足をひかれるんだよ」と。
確かに、、お盆に入ると海水浴客が少なくなったように感じた。海に入っている人は、さらに少なかったと思う。
そしてお盆が明ける頃には、海面は土用波がたって、水底の海水温が冷たくなる。
引き潮が強くなって、海水浴シーズンも終わりになるのだ。
それが夏休みの終わりでもある。

でね、あたいは今でも信じてるんだ。
お盆が近くなると耳の奥に聞こえる祖母の言葉をさ。。。
『地獄の釜の蓋は海底にある』。。。ってね。

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