チームの成功要因を分析!リーダーの失敗の打ち手を、いかに減らすか?【読書:なぜ、人と組織は変われないのか】
おはようございます!
この熱気にも負けず、スタッフが元気に仕事をしている姿にほほえましく思う今日この頃です。
脱水は注意!!
さて、今日も読書メモの回です。
『なぜ、人と組織は変われないのか ハーバード流自己変革の理論と実践(ロバート・キーガン/リサ・ラスコウ・レイヒー/池村千秋)』
前回は、締めくくるまでの流れとその項目ごとのGoalがどこにあるのかを観ていきました。それぞれの達成を確認し、一つ一つ前へ進んでいくことが重要なんだと改めて感じました。
今回は、チームとしての成功を収めた要素を分解しつつ、再現性が高くなるように確認をしていければと思います。
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なぜ、チームは成功したのか?
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今回の全体の研修を通して、注目すべきことは「信頼関係」の要素であると著者は考えています。それが欠如したことにより、有効なコミュニケーションが取れず、異なる仕事のスタイルを受け入れられなかったのです。
「信頼関係」に関して、構築のために以下の大きな4つの要素があります。
① 大きな成果を得るには、人の役割が重要であると理解し、尊重をすること
② 人物が責任を果たせるだけの能力と技量を持っていると信じること
③ 一人の人間として、その人物を気遣うこと
④ 自分の発言と矛盾した行動をとらないこと
この信頼関係の4つの要素を体現したのが、リーダーのチェトであり、その貢献は大きかったと著者は述べています。
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チェトの果たした役割
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チェトはこのプログラムの初動時から、メンバーに対しての敬意を示していました。また、プログラムの意思決定に加えて、メンバーに当事者意識を出し、主体性をもって臨ませることができました。
チェトは、面談において、自己弁護をせずに、メンバーの意見に耳を傾けたことです。メンバーの言動に理解を示し、反射的に反応をしないようにしました。また、これを目標として、明示したことも効果的でした。
目標の明示をすることは、公約として実証を続ける必要があり、信頼の確保へと繋がります。それは、メンバーの指摘を受け入れ、自分の行動に反映させる意思を見せたのです。
このように、リーダーはメンバーのニーズを大切にすることが有効な一歩となります。そのため、言動が大きな象徴的な意味を持ちます。
それのみではなく、リーダーにとっても利点があります。
・メンバーの能力を信じられるようになる
・メンバーと打ち解け、人として気遣うようになる
そして、何よりも、重要であったことは、ワークショップの内容を個人評価の材料にしなかったことです。
個人の成長と職業上の「身の安全」を約束したのです。
免疫マップは場合によって、過去の自分の深いところと向き合う必要性も出てきます。その際には、どうしても現在の状況と評価を結びつけたくなるのが人間の心理なのかもしれません。
「あたながそういう思考、言動をとるのは、〇〇だからだ!」とね。
これをやった途端に、もう開示することは二度とないでしょう。
ラポールというのはそれほど難しいものです。
ですが、組織や上下関係の中にあると、仕事として、社会として当然と思い、破錠したラポールを度外視して前へ進もうとします。議論は堂々巡り……そこから前へ進むことはないでしょう。
一度、立ち止まるということが出来るのか?
組織として、チームとして調子が良い時であっても、それができるのか?
マネジメント側の覚悟が試されるんだと思います。
今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
acty home
講内 源太
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