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Hot Word:心理的安全)正しく理解し、導こう!!

おはようございます!

最近の動向を改めて思考の中で振り返ると、愚痴しか出てこないことにびっくりした今日この頃です。

#甘えてんじゃね

#腹黒い時期


さて、今日も読書メモの回です。

「チームが機能するとはどういうことか-TEAMING- (著:エイミー・C・エドモンドソン/訳:野津智子)」


前回までは、リーダーシップ行動の1つであるフレームについて焦点を当てて、学びました。重要なのは、リーダー自身がどのように仕事を、メンバーをフレームしているのか、相互依存をとらえ切れているかでした。

今回からは、2つ目の行動である【心理的安全】について、深めていきましょう。こちらも1章分ある、ボリューミーな回となっています。



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心理的安全が注目を集めた大事故

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2003年1月16日、スペースシャトル「コロンビア号」は宇宙センターより、発射されました。その翌日、エンジニアのローシャは、断熱材の一部が左翼を直撃したことに関する懸念を抱き、上司への報告も行いました。

結果、その報告は取り次がれることなく、ローシャ自身もMTGでの発言を止めてしまいました。

八日後、大気圏に再突入をしたコロンビア号は、燃え上がりました。


事件の調査を含めた、ローシャへのインタビューにて、以下のようなことが確認されていました。

‟エンジニア内では、「地位の高い人に意見をするのはもってのほか」という認識があった。また、私はピラミッドのずっと下の方であり、上司は遥か上の人であるので……”


確信のない懸念や根拠のない考えに対して、口を閉ざしていることが多くなるのは、組織のダイナミクスの結果の反映でもあると言えます。


多くの状況において、過ちは大変な結果を招くリスクを孕みます。これは、職種や業種によるものではありません。素直に進言をするのは、それもリスクが伴うという考えに至るためであり、不快感や不安という対人不安が基盤にあり、協働を阻害するものでもあります。



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鍵となるのは【対人不安】だ!?

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【対人不安】とは、個人的なやり取りや人との付き合い上のリスクに関する不安です。その結果、間違った意思決定や実行へ移らないことが多発します。

対人不安を解決するものとして、心理的安全があります。

関連のある考えや感情について、人が気兼ねなく発言をできることを指します。そのため、厳しいフィードバックや真実を避けずに伝えるなど、難しい会話が行えるのです。


根幹にあるのは、‟信頼と尊敬”

当たり前の確信があるということです。質問や意見、ミス、アイディアなどが、他のメンバーからの拒否や評価、罰に繋がらないという確信です。


職場では、誰もが自分の評価を「良いイメージ」で維持をしたいと考えます。その方が、上司からの評価は良い方が良いことから有益であり、反対よりも賛成が良いという社会情緒も満たせるためです。



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心理的安全の間違った解釈とは?

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居心地が良い、プレッシャーや問題がない、結束力がなければならないという言葉が上げられますが、著者はどれも違うと否定しています。

特に、結束力はチームの異論を封殺する【集団思考】に陥ると指摘します。

調和が優先され、意見を言わない、違う観点を認めないことにより、集団思考は形成されます。意に反する場合は、マネージャーやリーダーからの否定的評価として‟噂好きな上層部”に伝わります。

そこのことを大半の人は理解していることもあり、対人行動のリスクを難なく評価し、手に入れるものと失うものをトレードオフで考えるのです。


心理的安全がある状況とは、反対意見に対して寛容であり、生産的な話し合いと問題の早期発見が行えるのです。

意見を言うというのは、‟信頼が出来ている”からこそです。

創造性とイノベーションの可能性を踏まえ、パフォーマンスと安全性にも関与をします。ルールと手順が100%整った環境において、課題は発見されず、発見されても修正されないことが多いのは、本質的に信頼がないからです。



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信頼と尊敬を切り崩す、4つのイメージリスク

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① 無知だと思われる不安

質問や情報を求める際に、知って当然という気がするために生じます。


② 無能だと思われる不安

期待されたせいかとのギャップは、技術や能力の不足であると判断される環境にあるために生じます。


③ ネガティブだと思われる不安

学習、向上のためには、批判的目線が重要になります。それがネガティブであると判定され、悪い噂として、上層部の餌食になるという環境のために生じます。


④ 邪魔をする人だと思われる不安

個人としてフィードバックにより得るものよりも、自立していないと判断をされるリスクが常に高いために生じます。


つまり、チームにとって有益であることよりも、混乱を引き起こすと判定されることへの不安が大きいのです。

医薬品会社の90チームに対してのリサーチでは、85%のマネージャー、メンバーが「懸念は口にすることがない」と答えています。



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ルーツから深めてみると……

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心理的安全は、組織変革からスタートし、「学習不安」の減少に役立つということを提唱しました。その後、労働環境の視点では、個人の積極性(役割に対して、身体的、認知的、情緒的に自分の考えを表現する)の発揮と信頼と尊敬の関係性を強調しました。


そして、現代。

「チームの心理的安全」という言葉で、語られます。

それは、人々の認識は共通の重要な経験から生まれるためです。つまり、個人レベルではなく、リーダーの努力によって生み出すものであつのです。

また、‟チームの”が付くのは、企業内においても小グループの特色になるためです。その要因は、リーダーのフレームと行動メンバーの行動とコミュニケーションです。メンバーの行動は、リーダーのフレームによって変化をすることから、リーダーの重要性がより分かりますね。


時折、社交性が高いか低いかが論じられるのですが、そこは関与しないと著者は指摘します。メンバーとして、信頼され、人として正しい行動かどうかが常に重要視されるのです。



頭を鈍器で殴られたような感覚です。

#本当は大丈夫

特に、「人としての正しさ」が心理的安全に影響をすると考えると、僕の現在の信頼と信用の差は浮き彫りになるし、説明がつくと改めて納得です。

そして、僕が果たす役割は、小グループにとって重要であることも改めて認識ました。だからこそ、今日からできることをコツコツと続けていかなければと思いました。

現状を認め、次のステップへ行くために思考の変質を行う。

これ以上の方法はないのでしょう。



今日も学んだー!!

ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

アクティホーム

講内 源太


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