新しい時代に求められる、リーダー像を分解する! ‟フォードからの遺産”を手放すには?
おはようございます!
急激な冷え込みに、衣替えが追い付かず、Tシャツを多用する結果となった今日この頃です。
さて、今日も読書メモの回です。
「チームが機能するとはどういうことか-TEAMING- (著:エイミー・C・エドモンドソン/訳:野津智子)」
前回は、成熟度×不確実性の軸で業務を観たときに、ルーティン業務とイノベーション業務に分かれること、その性質によって学びの方法が変わってくることを深めました。
今回は、「自社がどの位置か?」によって変化すべき、リードの仕方について学びましょう。
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変化させるべき、リードの仕方
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産業化の時代は産業効率を向上させることにより、結果を出すことが出来ました。それに対し、知識ベースの経済の時代といわれる現在には、別の方法により結果を出すことが求められています。
そのためには、本質的な仕事の管理方法も変化させる必要があるのですが、無意識に植え付けらえれた考えであることからとても難しと著者は指摘します。
例)
・物事を一度でうまくやることへの期待
・失敗は許されない
・部下から命令、上司から指示を出すこと
総じて、対立するよりも、多数派に賛同をすることで組織運営を行う風潮が経済を回してい‟る”のです。
古いが、染みついているものは心地が良いです。
このフォードからの遺産がうまくいくためには条件があります。
① Topが力の使い方を知り、配下へ直接指示を出す
② 仕事が個人で達成される
③ 知識の基盤が不安である
これに伴う、パフォーマンスの向上には、‟賞罰”で対応をし、組織としての方向性を示すリードの仕方ともいえるでしょう。
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チーミングを発揮するリードの仕方とは??
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フォードからの遺産からいったん離れ、人間としての考え方を持つことが、チーミングを発揮するためのリードへ変化する第一歩となります。
それは、子供(産業化ベース)から、大人(知識ベース)として扱うということです。具体的には、仕事に誇りを持ち、自分で決定するということになります。
だからこそ、チーミングを行う人(リードする人:リーダー)は、以下の3つの条件を満たす必要があります。
① 信頼のおける責任感の強い人
② 互いを尊敬し、意見の衝突が不可避であると理解している人
③ 困難を一つ一つ調べ、責任を引き受けれられる人
何よりも、本質的な部分として自分がリードをする人たちを信じることです。信頼や尊敬はチーミング以前の基礎として必要になります。
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フォードからの遺産を手放せるのか??
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当然になっている概念でもある‟フォードからの遺産”を手放すことは、簡単なことではありません。
しかし、管理型の命令でうまくいかないことや知識が現場で無秩序に投げ出されること、作業領域が統合され複雑かつ不確実であることが多くなれば、必ず、壁に当たります。
それが、トップダウンマネジメントの限界です。
‟問題を解決し、新たな試みに挑む人”が必要になるのです。
著者はこのようなチームを、「ダイナミックで柔軟性のあるチーム」と称しています。強みと経験を合わせ、目標の達成に向けて進んでいくチームです。
そのためのリーダーの要素を2つ挙げています。
① 答えがなくても、前進するためにはどうすればよいか、その方法を見つける想像力と勇気を持つリーダー
② 明確な方向性を示し、リスクや失敗に対して寛容で他人と緊密に協力することを素直に求めるリーダー
今回は内容が濃いですね。
チーミングを行う前段階として、実施する段階としての2つのステップにおいて、必要なリーダーの在り方を観ていきました。
素直であること、失敗に寛容であることは何よりも重要な要素であると実感しています。変に着飾るのはデメリットが大きすぎる。
チームを一段階上へ引き上げるためには、まずはマネジメントサイドの変化からです。マネジメントサイドのレベルがチームのレベルであることは間違いないでしょう。
今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!
アクティホーム
講内 源太
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