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同じ地雷なら、避けた方が良い!! ‟失敗学”を身につけよう!!

おはようございます!

昨日の夜が楽しすぎて、良い年末を迎えられる気持ちしかない今日この頃です。
#今日も勝負
#気を抜くな
#緊張している

さて、今日も読書メモの回です。

「チームが機能するとはどういうことか-TEAMING- (著:エイミー・C・エドモンドソン/訳:野津智子)」

学習というチャレンジを継続するためには、マネージャーの持つ固有のスタイルを一端横において、チームを俯瞰し、状況を把握し、そのレベルに応じたアプローチを実施する必要があることを学びました。そのこと自体が、習慣力によって、いかにハードな事象であることも……。

今回は、実際の事例を通じて、アプローチを変える必要性がある状況を観ていきましょう。

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テルコ(電話事業会社)の事例

マディソンは、電話事業における覇者となったテルコの事業部上級副部長でした。これまでも、テルコの発展に多大な寄与しましたし、現在抱える「新しいテクノロジー(DSL回線)」による会社への影響も今までの経験から巡らせていました。

‟DSL回線をどのように顧客に提供をするか?”

提供方法に関して、他社の優位には立ちたいが、失敗もしたくないという思いが交錯していました。現在までの成功の記録を途絶えさせたくなく、アクセスに伴う不満はNGであり、高品質なサービスこそ会社の柱であると認識していました。
成功の記録を保持すために、テルコでは働く側も、業務プロセスも徹底して管理をし、規範を作り上げた「実行するための組織」を作り上げていました。結果として、この組織づくりが仇となり、マディソンとチームはDSL回
線への本格参戦後、惨敗を喫することになりました。

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テルコ、失敗の要因は何か?

では、テルコが惨敗を喫した要因は何だったのでしょうか?

マディソンと同僚がDSLの導入に対して、‟ルーチン業務”の指針に従って管理を行っていたことです。DSLは当時、最先端の技術であり、十分に理解されたプロセスではなく、マニュアルにただ従うだけでは不十分……というよりもそもそも存在すらしていないのです。
新たな答えを少しでも要求するのであれば、仕事をしながら学習をするために、ミスは必ず起こります。素晴らしいパフォーマンスとは、ミスをしないことではなく、ミスから素早く学ぶことであり、その学びを共有することなのです。

テルコが本来するべきであった問があります。

‟学習するために、我々はどのように組織を作るべきか?”

予定通りに予算内で、既定のルールに従ってというのが、当時のテルモ社員全体に共通をした認識であり、社風であり、答えは「与えられるもの」でした。個人でのJob完了型であれば、これでも構いません。
集団にて、新しい答えを求めるのであれば、集団的な学習プロセスへStep upをする必要があります。そこには、手順を守らせるための監視/評価/報酬はなくなり、ちょっとした試みから発見をすることを計画することが求められます。

具体的に、テルコは先駆的なユーザーに対して、プレ実施を行い、ユーザーと共に改善を図っていくことが必要でした。成功への道のりを、失敗の大小と共に楽しめる人々とともに、会社が前進し学習をしなければなりませんでした。

これは、ロールアウト(絨毯を一気に広げる様子)から、サイクルアウト(繰り返し、支援と学習を行う様子)へと発展が求められているのです。サイクルアウトでは、早い段階での経験値を高めていくことが必要であり、社員の能力や経験を十分に活用し、会社が学習できるようにすることこそ、新しい答えの求め方だったのです。


実際の事例を通して読むことは、学びが深まります。
僕自身、事業を運営していく中で、色々と学びが足りないために起こることが多いです。だからこそ、日々、取り組みを行わなければ、チームを高みに導くことはできません。
挑戦の裏には、数々の失敗があり、そこから学ばなければ成長もないでしょう。こういった地雷は多く知っておくと良いですね。

今日も学んだー!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

アクティホーム
講内 源太

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