”強み”と”弱み”、把握していますか?
今回のテーマは、強みと弱みの発見。
ビジネスにおいて、自分の強みや弱みの把握は大切です。お互いの強み・弱みを活かしながらビジネスを展開しているもみじとさとみが、強みと弱みについて考えていきます。
言語化可視化ラボは、デザイナー岩崎さとみとライター本田もみじの「ブランディングとマーケティングの研究所」。クリエイターメンバーと一緒に、日々ブランディングとマーケティングの研究を行っています。
◆2人主宰のスクールはこちら
自分の”強み”と”弱み”の発見
もみじ:
自分の強みや弱みがどこにあるか、把握していますか?
さとみ:
強み、弱みは他者との比較から見出せることもありますが、自分の内面や大切にしている価値観などからの発見もできますよね。私は自分の価値観とビジネスをうまく絡めていくため、自分だけの強みを深掘りして考えるスクールに通っています。
弱みは自分である程度わかっていても、強みは自分でわからないことも多いですから…。
さとみ:
たとえば、あるクライアントさんが私のことを「自分がほしい未来を理解して、可視化・具現化してくれた!」ってすごく褒めてくださったんです。
スクールのワークでも、私の強みに「可視化・具現化」が出てきていて、確かに自分が大切にしている価値観と同じでした。でもちょっと気恥ずかしくて、自信を持って強みっていっていいのかな…と思ったり。
もみじ:
「あなたのその部分、いいですね」っていわれたとき、「よっしゃ!」という部分もあれば、自分では腑に落ちない部分もありますよね。
だからこそ、客観的に自分の強みを把握しておけば、ビジネスに有効なだけでなく、人との相性を高めるのにも役に立つはずです。
自分の強みを掘り起こしてくれる人と組む
もみじ:
先日取材のお仕事で、「他社と差別化できる強みはありますか?」と聞いたら、ほかのサイトにも書いてあるようなことばかり出てきました。
私としてはもうちょっと深掘りしたい。その会社にしかないキーワードが、絶対にあると思うのですが、「自分は見えないんだよね…」っていわれてしまって。
こういう方、多いと思います。だからこそ、自分の強みを掘り起こしてくれる人とビジネスをしたり、チームを組むのがよいですよね。
さとみ:
相性もありますよね。もみじさんと私も「言葉とデザインの可能性」をお互い埋められるから、こうして組んでいるわけです。いてくれたら超楽ちんだもんね(笑)
もみじ:
そうそう!デザイナーとライターは作詞家と作曲家の関係に近いと思っていて、プロが作るからそれぞれで完成度は高いんだけど、ガッチャンコすればめちゃくちゃスゴくなるみたいな。
さとみ:
たしかに、作詞家と作曲家の立ち位置に似ているかも!
強みは発信していく
もみじ:
クリエイター含め、ビジネスをしている人は、自分の強みを世に出していかないと負けてしまいますよね。
さとみ:
ビジネスで「ミステリアスで素敵ですね」といってくれる人は少ない。友達だといいかもしれないけれど、ビジネスだと距離をとられちゃう。
ビジネスは、自分のことを知らない人に情報や強みを届けないと成り立たない世界です。
もみじ:
マーケティングの話に紐付きますね。差別化して、強みを世に出す。私のことを知ってくださいというスタンスがないと、なかなか成果につながらないです。
たとえば、ここにハンバーグ屋さんが2店あったとして…。
両方ともデミグラスソースが自慢で、とても美味しいお店です。
片方のお店は、店内にメニューが書いてある。でももう片方のお店が外の看板やのぼりに「デミグラスソースが自慢です」って書いたとしたら、そちらのお店のほうが流行っちゃう。
両方とも同じ強みを持っていても、特に新規のお客さんは看板を目印にお店を選びます。デミグラスソースなんて他のお店もつくっているし、唯一無二ではないのだけれど、「自分はこれが強みです」と外に出すこと自体が大切なんです。
それから、妙に謙遜して「いやー、うちのデミグラスソースなんてまだまだですよ」なんていっていたらビジネスではやっていけません。皆さん、強みは自信を持って、堂々とPRしましょう!
さとみ:
強みが明確になっていて、その強みを「いいね!」と選んでくれる人と繋がれたらいいですね。もちろん、弱みも明確にしておくとよいです。
できないことを隠して受注してしまい、クライアントにがっかりされた経験、皆さんもあると思います。そうなると未来の損失も生んでしまいます。
成長過程も外に出す
もみじ:
今の時代「学び中です」というのは恥ずかしいことではありません。さっきのハンバーグ屋さんであれば「美味しいソースを作るために研究途中です。まだまだ完成してはいないのですが、これを強みにしたいので、どうぞ召し上がってください」といわれたらすごい好印象ですよね。
完全な強みを得るまで頑張るんじゃなくて、今は弱くても成長過程を外に出せること自体が、強みになり得ます。
お客さんも、チームメンバーも、一緒に成長していける人と組むのが成長の近道ですね。
さとみ:
あと、過去にどれくらいできたか、という権威性はもういらない時代ですね。「これからどんなことをしたくて、今そのためにこれをしています」と語れる人のほうが、圧倒的にビジネスで成功しているイメージです。
もみじ:
Webの世界では経歴や権威より、信頼度が重要になってきましたね。インチキな人も多い世界ですが(笑)
さとみ:
権威性は、調べてくれた人にわかるようにしておけばいいと思います。サービスを買ってれる人の背中押しの位置付けで、公式サイトなどに資格などの権威性を出しておきましょう。
もみじ:
強みや弱みを把握して、新しい出会いのために活用していきたいですね!
このnoteは、Facebook非公開グループ「言語化×可視化ラボコミュ」のライブ配信からクリエイターさん向けの内容をピックアップして記事化したものです。
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