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ゲンロン出版情報

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ゲンロンから出版される書籍や雑誌などに関する情報をまとめたマガジンです。
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記事一覧

こだわりがたくさん!──ゲンロンの今年出た本2023

ゲンロンに勤めてから3度目の年末を迎える野口です。今年もほんとうにいろんなことがありました……「いろいろ」についてはまたどこかでお話するとして、2023年、ゲンロンでは単行本を3冊、雑誌を2冊の計5冊、出版しました。どれも非常に丁寧に、こだわりが詰まった本ばかり。まずは単行本から、あらためてご紹介させてください。 『観光客の哲学 増補版』東浩紀 著第71回毎日出版文化賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2018でも第2位にランクインした、東の代表作『ゲンロン0 観光客の哲学』。新章

【8/25 20:00~】『訂正可能性の哲学』がいますぐ手に入る!サイン会&お渡し会、やります!

気が付くと8月も3分の2を過ぎ、あんなに暑かった日々も一息……はまだまだつかなさそうですが、いよいよ、東浩紀の最新刊・『訂正可能性の哲学』の刊行が近づいてまいりました! 現在、印刷所さんで製造中の本書。一部早めに刷り上がった現物が届く【8月25日(金)】に、ゲンロンショップや書店様向けにお送りする予定のサインを実施するのですが、せっかくなので「五反田まで取りに行くぜ!」という方向けに最速のお渡し会を実施、さらにその場で先行販売もいたします! ※会場はゲンロンカフェではなく、

本書は、52歳のぼくから27歳のぼくに宛てた長い手紙でもある──『訂正可能性の哲学』、まもなく刊行です!

気が付くと8月も折り返しを過ぎていますが、みなさま体調などお変わりありませんでしょうか。全国で台風や長雨の影響も拡がっていると聞きます。被害にあわれたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。 さて、先日ゲンロンでは『訂正可能性の哲学』刊行についてのプレスリリースを発表いたしました! 最近の弊社の書籍に関するプレスリリースでは、編集部からコメントをもらっています。おもに書いてくれているのは、デスクの横山さん。だいたいは校了後、少し落ち着いたかな……という時期を見計らって相談を

第2弾!増補版が出た今だからこそ伝えたい!『観光客の哲学』の書評の数々

先月公開した、『観光客の哲学 増補版』の前身である『ゲンロン0 観光客の哲学』にいただいた新聞や文芸誌の書評。大変好評をいただいていてうれしい限りで、まだゲンロンに入社する前、ワクワクしながらこの本を読んでいた当時の自分を思い出したりしています、ゲンロンスタッフの野口です。 本日は好評にお応えして、さらにいくつかの記事をご紹介させていただきます!今回ご紹介するのは加藤典洋さん、鷲田清一さん、大澤真幸さん、古市憲寿さん、伊藤亜紗さん、斎藤哲也さん。いずれも一部のみの引用になり

増補版が出た今だからこそ伝えたい!『観光客の哲学』の書評の数々

出勤途中の電車で、やけに学生っぽけど私服の人が多いなぁと思っていたのですが、今日から夏休みという学校が多いのですね。弊社の夏休みについては……おっと、誰か来たようなのでこの辺にしておきましょう。ゲンロンスタッフの野口です。東京では海外からと思しき観光客の方を見かける機会も多くなっていますが、「この夏は旅行に行く」という方も多いのでしょうか。 そんな旅行のときに、ぜひカバンに1冊忍ばせてほしいのが弊社最新刊、『観光客の哲学 増補版』です。 さて、あらためての紹介になりますが、

『世界は五反田から始まった』の大佛次郎賞贈呈式が行われました!

 第49回大佛次郎賞を受賞した星野博美さんの『世界は五反田から始まった』。その贈呈式が2023年1月27日に行われました! 朝日新聞社主催の贈呈式&パーティー、ゲンロン主催の二次会、そしていつもの(?)ゲンロンカフェでの三次会まで。大盛り上がりだった当日の模様をお届けします。  贈呈式&祝賀パーティーは、東京のど真ん中、帝国ホテルの孔雀の間で行われました。朝日賞、朝日スポーツ賞、大佛次郎賞、大佛次郎論壇賞の合同で行われる贈呈式には、哲学者の柄谷行人さんやサッカー日本代表の森

五反田図書館で『世界は五反田から始まった』トークイベントが開催されました!

note界のみなさま、初めまして! ゲンロン編集部の横山です。ゲンロンで本をつくったりメルマガを配信したりしています。今後編集部関連の記事ではお目にかかることがあるかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、さる10月29日(土)に、『世界は五反田から始まった』の刊行記念イベントとして、地元、品川区五反田図書館にて星野博美さんと弊社代表上田洋子のトークイベントが行われました。(なお、『世界は五反田から始まった』はこのたび3版が決定いたしました!ご愛読ありがとうござ

「友の会だより」創刊準備号より

 友の会のみなさん、こんにちは。新規入会の方は、はじめまして。『ゲンロン13』をお届けします。  『ゲンロン』の配送の大半は、いままでゆうメールを利用していました。ところが最近、ある事情で送り状を同封できなくなってしまいました。そこで今号から「友の会だより」を送り状を兼ねたものとして別送する次第です。本状に続き『ゲンロン13』が数日後にはお手元に届く予定です。本状は、友の会第12期のみなさん、そして第13期に『ゲンロン13』を追加するパックで入会したみなさんにお送りしています

池上線100周年企画 沿線"本"まつりに参加しています

五反田駅から蒲田駅。GoogleMapやNAVITIMEなどの乗り換え案内で調べると、山手線で品川駅で京浜東北線に乗り換えて……という結果が出ますが、もう10分ほどプラスしていただくと、3両編成のミニマム路線で向かうことができます。それが東急池上線。 五反田駅から、『世界は五反田から始まった』の著者・星野博美さんがおすまいの戸越銀座駅などを抜けて蒲田に向かう列車は、季節によって車窓の景色も変わる、味わいのある路線です。そんな東急池上線は今年、いえ、まさに昨日10月6日が開業1

ついに校了!『ゲンロン13』、いよいよです!

急に寒くなりましたね。昨日「買ったけどまだ先かな~」なんて思っていた新しいベストを着て行ったら、『中国における技術への問い』の訳者でもある伊勢康平さんから褒められてうれしはずかし、野口です。 ぼくらがそんなやり取りをしている裏で、編集部は『ゲンロン13』校了に向けて、最終コーナーを曲がったあとの長い長い直線を走り続けていました。 朝、オフィスに入ると、たいてい午後から出社しているはずの編集部横山さんがずっといる。そんな日々が何日か続き、ついに今日、『ゲンロン13』校了しま

城南信金訪問記

7月に発売され、いまも五反田ではベストセラー街道爆進中の『世界は五反田から始まった』。最近はおかげさまで増刷も決まりました! そんな『世界は五反田から始まった』の著者、星野博美さんと弊社代表・上田洋子の2人が、本日9月22日、城南信用金庫さんの川本恭治理事長にご挨拶する機会をいただきました。 城南信金さんは五反田に本店のある大手信用金庫。さまざまな社会貢献に取り組んでいることでも知られています。城南信金さんでは、最近、『ゲンロン12』の巻頭対談にもご登場いただいた東大

大反響御礼!『世界は五反田から始まった』を無料公開します!

昨日、9月1日は防災の日。1923年の関東大震災で被害を受けた銀座で使われていたレンガを譲り受け、水はけの悪かった大通りなどに再利用し、その縁で『○○銀座』と名乗りはじめた。それが戸越銀座であり、全国各地にある〇〇銀座の始まりと言われているそうです。 そんな戸越銀座におすまいの星野博美さんによる弊社の新刊、『世界は五反田から始まった』。7月の発売以来、先日は新聞3紙に書評が同時掲載されるなど、おかげさまで大反響が続いています。続々と感想もお寄せいただき、「じつはわたしもこの

来週発売!『中国における技術への問い』ってどんな本??

 ユク・ホイの『中国における技術への問い——宇宙技芸試論』は、一言でいえば、技術の多様性について哲学的に考えようとする本です。  哲学に関心のある方はお気づきかと思いますが、この本のタイトルは、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーの「技術への問い」という講演をもとにしています。ハイデガーによると、近代的なテクノロジーの本質は、プラトン以来の西洋の形而上学のものの見方とつながっています。つまりテクノロジーのなかでは形而上学が具現化されており、その意味で、テクノロジーが世界中に

8月30日発売『中国における技術への問い』特設サイトがオープンしました!

みなさんこんにちは、こんばんは。気がつくと8月も後半を迎えていることに愕然としている野口です。 ゲンロンで迎える2度目の夏。昨年よりも慌ただしく、しかし楽しみな感じがしているのは、長らくお待たせしておりましたユク・ホイ氏の『中国における技術への問い 宇宙技芸試論』が、ついに発売になるからに違いありません! 装丁は水戸部功さん。原著と同じアーティストさんによる作品をあしらったデザインは、東洋らしさを感じさせつつも、「技術」をテーマにした本書にふさわしい雰囲気をまとったものにな