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#31 店舗経営は街づくりの一部

我々飲食店は社会的な存在である。
企業は事業を通じて顧客に役立つから存在できる。
顧客に役立つことで社会に貢献している。
事業とは社会のなかでの役割分担である。
飲食事業も例外ではない。

社会に貢献するからこそ、店舗はその存在が許されているのだ。

私のセブンイレブン時代、熊本の大震災があった翌々日、
自身が応援で駆けつけた店舗での話。

その店舗のスタッフさんで、
いまだ家が全壊するかもしれなくて、片付けも終わってないのに
笑顔でお客様も接客している方がいました。

その彼が言っていたのは
「地震の話題ばかりだと暗くなるから
お客様からその話が出なければ違う話をして元気にしてあげよう」
ということでした。

オーナーさんにお話を聞くと
「今、営業が困難な店舗もいっぱいあると思います。
こんなとき、自分たちは何をするべきか?私たちはまず目の前のお客様に
元気になって頂く仕事をしなければならないのではないか」とおっしゃっていました。
身内の安否さえ、わからないとき
笑顔でお客様を元気にしようと仕事をしている若者がいる。

緊急事態に直面したとき、
「その店舗が社会的な存在である」ことの本質が問われる。

では
コロナ禍の今、我々飲食人は何をすべきか。
店舗一丸となって乗り越えていきたい。

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