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ブックカバー


 本を読む人の装いは様々です。
 表紙を装着したまま自然に読む人、表紙のカバーを外して裸身で読む人、書店でかけられた紙のブックカバーをラフに使う人、愛用のブックカバーをつけて着飾って読む人など、紙の本を好む人にはいろんなスタイルの人がいますね。
 どこで読むかによっても違いがあるかもしれません。家で、職場で、カフェで、公園で。
 落ち着く場所、捗る場所もひとそれぞれです。
 みんな等しく本好きなのは変わらず、いろんな姿を見せては日々読書に親しんでいます。
 私にとって本を読むのに欠かせないのは ブックカバー です。書店のサービスで付けられる紙のブックカバーも良く使いますが、直ぐに駄目になってしまうため(逆にそれが利点でもある)、外に持ち出す場合は特に丈夫なブックカバーをつけます。鞄に入れて持ち歩いたときに、表紙やページが折り曲がってしまうのがとても嫌なのです。そういうことだから、飲みながらとか食事しながら読むのは論外。大切に本を扱いたいし読みたい。
 もう一つの理由は私自身の手がとても荒れているためです。仕事上、常時あかぎれが酷く、読んでいる最中知らない間に出血していて紙のページに血の紋様が……ということが多々あります。普段から強めのハンドクリームをつけるているためにベトベトで、大事な本を自分自身の手で文字通り汚してしまいます。そんなわけで、私にはブックカバーが必須なのです。

 私が使っているブックカバーのご紹介。
 角川文庫✕かまわぬ「文庫本ポーチ」はガチャポンで手に入れたもの。ポーチにもブックカバーにもなるので重宝しています。夏目漱石率が意外と高い、なのに未だに「こころ」が当てられず、小銭切れで泣く泣く断念。並べるとカラフルで可愛いですね。中を開くと文章がみっちり文様のように詰まっていて、ちゃんとその作品の文章が読めるのが面白い。

角川文庫✕かまわぬ文庫本ポーチコレクション
雑貨や書店で購入したものと戴いたもの
minneで購入したA・H・M・Sさんのブックカバー

 書店で買ったりプレゼントでいただいたりと、長年コツコツとためてきたブックカバーたち。
 春なら桜、夏ならトマト、時代小説なら日本船や和菓子、ほっこり系はアニマル、しっとり感動系は雨模様、海外文学なら英文字やエレガントな植物柄などetc…、サイズや季節ごとに、そのときの気分で変えていく。まるで本の洋服の着せ替えを愉しむかのようです。
 特に通販サイトminneでは A.H.M.Sさん のショップをよく利用します。ブックカバーのデザインが可愛くて、ついついあるのに定期的に買ってしまい積読のように増えていく。読書好ぎが高じてブックカバー好きでもあるのかもしれませんね。 
 最近のお気に入りは、板チョコのブックカバー
とっても美味しそうじゃありませんか?丈夫で手触りも良く持ちやすい。汚れても洗える素材のものは何度か洗って愛用しています。やはり寒い時節は、暖かいこたつに入って読書をするのに限ります。


 ご高覧ありがとうございました。
 これからもきっと、本と同じくブックカバーが増えて続けていくことでしょう。
 皆さまが心安らかに読書ができますように。


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