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今年読んだ(読んでる)漫画を雑に振り返る

今年読んだ漫画の雑なまとめ記事です。
以前にまとめた記事はこちら。


鍋に弾丸を受けながら

原作者が世界各地の危険な場所に行き、そこでしか食べられないものを食べるグルメ紀行。「平和な国の食事はアベレージ80点だが、危険地帯での食事は20点か1万点のどちらか」などパワーワードが多い。

この方の旅はとても真似できないけど、読んでいて、めちゃくちゃ旅行に行きたくなる。あと、原作者の趣味である釣り経由で地元民と仲良くなるの、理想的なインターネットの使い方だなーと思う。日本製のルアーを持っていくと大変喜ばれるのだとか。

好きな子がめがねを忘れた

めがねを忘れる女の子と、それを手伝ってあげる男の子の話。めがね忘れすぎでは?って突っ込みは野暮というもの。男の子は女の子のことが好きなんだけど、視力がない(ちょっと無自覚な)彼女と一緒に過ごすうちにどんどん惹かれていく。ただ距離が近くてドキドキする…みたいな一発ネタだけではない、良質なラブコメで好み。

左手のための二重奏

不良少年の左手に、天才ピアノ少女の魂?が宿ってピアノの道を歩み始める…って筋。主人公とピアノ少女が親しくなる過程が唐突すぎて、あんまり納得感がなかった。漫画がフィクションで虚構なのは承知しているけど、どうせ嘘なら気持ちよく騙してほしい。

健康で文化的な最低限度の生活

生活保護の現場を扱った漫画。入念に取材がされていて、保護を受ける人や、保護をする行政サイドそれぞれの事情が読み取れる良い漫画だと思う。最新刊の貧困ビジネスえぐかった…実話よりマイルドに書いているそうだけど、生活困窮者の弱みにつけこんで保護費をピンハネ&労働力を搾取するのあまりに酷い。

ダーウィン事変

半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」を主人公に、テロや差別といった事件を描いている。ヒューマンジーは人間とは違った倫理観を持っていて、ときおりドキッとするような道徳に関する問いかけを投げてくる。テロリストとの抗争といったアクション要素は読者を引き付けるエサで、この漫画がやってるのは、人間が無意識に持った倫理的な偏見を問い直す試みだと思う。

僕はメイクしてみることにした

アラフォー男性がスキンケアとメイクを始めてみる話。特にスキンケアの話を興味深く読んだ。同年代の男女を見たときに、ほぼ女性のほうが若々しい理由がわかった気がする。肌のケアにちゃんとコストをかけていて、毎日の蓄積があるわけだから。

あとスキンケアをするのは、若さこそ至上という考えではなくて、シンプルに自分の健康に対する気遣いの表れであって、筋トレとかと本質的には変わらない行為だと思う。決してメイク原理主義ではなくて、考えた結果メイクは最小限しかしない女性も描かれているのはバランス感覚が良いと思う。

FX戦士くるみちゃん

女子大生が金稼ぎのためにFXにのめりこむ話。かわいいイラストとは裏腹に、やってることはハイリスク賭博のそれ。FXやったことないけど、世界経済に精通した豪運の持ち主でもない限り、FXはやらんとこって思える内容だった。庶民はインデックス投信を買っておくほうがよっぽど良い…


※とりあえず今回の記事はここまでです。また読んだ漫画が溜まったら記事に書こうと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました!