" 普通 " に生きる
学校の教室、八時十五分。だんだんと埋まっていく席。
一番後ろの真ん中にある私の席。窓際ではクラスの中心的女子生徒が話題を作り賑わっている。流行りのドラマ、俳優、アイドル、新作のコスメだなんだ。
取っては捨て、取っては捨てられるコンテンツ。少しだけ噛んで味が薄くなったら捨てられる。そんな可哀想なコンテンツ達。
私はそんなコンテンツに興味すら持った事がないけれど。
先生が来て、朝礼が始まって、来年には受験か……と少し鬱になる。
受験の段取りを調べないとならない。
遅刻をする事は良くない事で、勉強をするのは普通の事で、テストで良い点は取るべきで……
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1,577字
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短編の詩集です。
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