認知というフィルターは良くも悪くも万能

数ヶ月にわたる認知行動療法のプログラムに参加してきました。
参加した目的は、自分の認知を変えたい部分があったからです。


認知というフィルターは、良くも悪くも万能です。
「あの人は内心で僕をばかにしている」と認知すればその人は本当に僕をばかにしていることになるし、
「あの人は僕に気があるに違いない」と認知すれば本当にその人は僕に気があることになります。

世界はその人の中ではその人の捉え方・認知の通りになるのです。

この、"その人の中では"というのが厄介で、実際には自分に気があるわけでは全然なかったりするのはよくあることです。
その認知の歪みがきっかけで、気持ち悪がられたりストーカーが生まれたりするわけです。
あるいは、自分のことをばかにしていると認定した相手には、当然こちら側も冷たく接するといった行動に繋がり、結果として相手の中に本当に自分への嫌悪感を生じさせてしまうこともあります(つまり妄想が真実と化す)。


このように、認知は良くも悪くも世界全てを規定してしまう怖さがあります。
しかし一方で、これを上手く使えば、マイナスの出来事(妄想をはさまない事実)ですらプラスに捉えられるかもしれません。
また、自分自身でもあまり良くないと思っている認知の癖を治せる可能性もあります。
そういったことを期待して、認知行動療法のプログラムに参加してきたのです。

参加した上での具体的な体験談はまた後日。

頂いたサポートは、僕のプロテイン代となり、文字通り血となり肉となります。 そうやってエネルギーを充足させられれば、きっとよりよい連載が続けられる気がします。