ニートの金銭事情④ 〜自立支援医療〜

メンタル不調による休職生活でかかる費用について書きます。
なお休職中の収入に関する前回までの連載記事はこちら。

さて前回までで書いたように、#休職 中は#傷病手当金 という#健康保険組合 から貰えるお金が主たる収入源になっていたわけですが、その傷病手当金を貰うためには、申請書を主治医の先生に書いてもらう必要があります。
申請書は過去の休職期間に対しての申請しか出来ません。
従って、
今月休んでました
→今月分の申請書をお願いします
→1ヶ月後
→また今月も休んでました
→また申請
という形になります。
つまり休職が長引けばその都度提出する必要があるのです。

ということは、当然ながらその分何度も通院をする必要があり、必要経費として生活費を圧迫することになります。

そこで大助かりなのが、#自立支援医療 制度です。

これは、通院している医療機関(+薬局)に限り、健康保険の#自己負担金 が通常3割のところを1割にまで抑えられ、さらに月に合計いくらという上限が設けられるというものです。
この上限額は人それぞれですが、僕の場合は病院も薬局も合算して月たったの2500円でした。
2500円以上は、その月に何回通院しても薬貰ってもタダ! ってことです(だからと言って、やたらめったら行くようなことはしませんでしたが)。

僕の場合は#リワークプログラム という復職支援のプログラムに毎日通っていましたから、自己負担金1割であっても月の上旬には早々に月上限に達していました。
つまりそれだけ健康保険組合が負担して下さっていたということです。
これまた本当にありがたい制度です。

この制度を利用するためには役所に届けなければなりませんが、必要な手続きは病院の有資格者がやって下さり(本人記入の項目ももちろんありますが)、基本的に全任せでいいので、これまた大助かりです。

制度は活用してナンボです。
世の中色んな支援がありますから、いま仕事でストレスを感じていたり、感じていても責任感や生活費への懸念から休職や転職を決意できなくて追い詰められていたりする方も、こういうセーフティネットがあるんだということをぜひ知って、選択できる知識として持っていて下さいね。

頂いたサポートは、僕のプロテイン代となり、文字通り血となり肉となります。 そうやってエネルギーを充足させられれば、きっとよりよい連載が続けられる気がします。