習慣化のためのシンプルなコツ ~⑤実践編-3~
習慣化シリーズの具体例その3です。
これまでのおさらい!
習慣化には、①システム化が有効。考え方は、②いい意味で自分の意志力を過信しないこと。
そして③ハードルはとにかく低くシンプルに。なおかつ④内発的課題を目標にすればベター。
これまでの記事はこちら
これまでの習慣化の連載では、何か新しいことを始める話を扱ってきましたが、今回は悪習慣をやめるためのアプローチについてお話しします。
やめたい悪習慣の筆頭候補と言えば、喫煙でしょうか。あるいは飲酒かもしれませんが、いずれも依存症という点で共通しています。
依存症の恐ろしさは僕自身もよく理解しています。これを治すには並大抵の努力では足りません。
中でもタバコは、禁煙外来という診療科が存在することから分かるように、患者の母数(需要)もそれだけ多いと思われます。
需要が高いということは、すでに先人達の手で研究や臨床試験を通じて様々なアプローチがされているということなので、一般人の僕が今さら参戦できる余地はないと思います。
実際、依存症アプローチについては専門家から色んな知識が発信されているので我慢のための具体的手法はそちらにお任せしておいて、僕は僕に出来ることをやることにしましょう。
これまでの記事に照らし合わせて、禁煙をどう達成するか、考えてみます。
まず、禁煙を思い立ったとしましょう。
今すぐ、在庫のタバコを全て捨てて下さい。今すぐです。
物を粗末にするのがもったいないという人は、友達や親に預かってもらうか安くで売るか、すぐには調整できない場合は渡すことの連絡だけでもいいので、とにかくすぐ行動して下さい。
思い立ったらすぐ行動! です。
次に、誰かと一緒に頑張る! です。
喫煙者には喫煙者の友達が多いでしょうし、中にはタバコをやめたいと思いつつ吸っている人もいるのではないでしょうか。
一緒にやらないか誘ってみましょう。
いない場合は、全然関係ない人と禁煙とは関係ない目標で励まし合ってもいいのです。(前回記事のLINEグループ参照)
他にも、タバコを1回我慢できずに吸ってしまう度に100円を友達にあげて、我慢できればその度に110円が貰えるという契約を持ち掛けて、相手は相手で禁酒を目標に同じ貯金・投資システムを自分と契約してもらうとか、とにかく自分ひとりの意志力だけで何とかしようとしないことが重要です。
自分がいかに外堀を埋められた気持ちになる契約かが重要です。
もし、そこまでしてタバコやめたいと思わんな~めんどいな~と思ったのだとしたら、それは禁煙が連載④の内発的目標でないということになります。
タバコを吸いたいんだという自分の本心を押し殺す習慣になりますので、無理は続きません。
「ホントはやめたいのに……」という中途半端な罪悪感は一切捨てて、自信を持ってタバコを吸い続けて下さい。それも立派な選択です。
罪悪感を持つだけ持って実際に禁煙へと行動を移さないのであれば、それは喫煙+自責という、悪い行動を同時に2つやってしまっています。
自分を攻撃しているだけなので誰も得しません。
タバコを吸いたいという自分の本心を罰することなく、喫煙という嗜好に身をゆだねましょう。
(ただ、医学的見地からは、タバコを吸いたいという気持ちは本心でも何でもなくて、物質依存に支配されているだけ、という事実はお伝えしておきます)
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