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働くこと

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働くことに迷うとき 働くことって何だろう? なんで働かなくちゃいけないんだろう・・そんなときに ヒントになれば、と思うテーマをまとめています。
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2023年4月の記事一覧

長時間労働とメンタル不調の相関関係はあるのか?

心身の疾患、過労死のリスクが高くなる長時間労働を禁止する法律は益々厳しくなっています。 日本人の労働時間は世界的に見ても かなり長時間になっています。 ですが、実際、長時間労働は企業側だけの責任とは言い切れません。 戦後の高度経済成長期からの長い日本人の働き方が文化となっているところもありますし、働く側も残業時間が生活費になっているから減らされることへの抵抗感も否めないでしょう。 長時間労働が美徳の時代はもう終わりです。この美徳にぶら下がっているのは中高年だけ。その過去の常

初給料!おめでとう!

昨日 4月25日 多くの企業の給料日。 新入社員の方たちにとっては 初給料!でしたね。 約1か月 まだまだ慣れない環境で大変でしょうが、 一生に1回しかない「新人時代」を思い切り 楽しんでほしいです! 私の新人時代・・ かれこれ・・・ウン十年前は、初給料は両親にプレゼント、というのが定番でした。今はどうかというと・・・変わらず1位は「親にプレゼント」だそうです。 なんだかほっこりします。人の価値観や社会は大きく変化して、生活形式もかなり変わった今でも 人の心は変わらないので

出産手当金が増額なったけれど 喜んでばかりではいられない事実

出産手当金は 数年前までは35万円でした。年々上昇の頻度が高まり、とうとう50万円。そもそも出産手当金は 出産費用とほぼ同額になるように計算された支給額です。出産するときの病院代は 丸々右から左に手当が流れる仕組みで 出産者の費用負担はほぼゼロですよ、というものです。 だから、50万円になった出産手当金は 出産費用が高騰したから、ということになるのです。 何故、こんな数年で出産手当金=出産費用が高くなったのか。 ChatGPTで調べてみた。 とても正しい回答がスムーズな

新年度、新しい人との出会い、嫌いな人との付き合い方の極意

新年度になり、すでに「入社したばかりですが、自分はこの会社には合わないから辞めたい」というご相談を受けました。「え?まだ2日程度ですけど?? もう? 早くない?」と喉まで出かかった声を抑えつつ・・・ もうちょっと時間をかけてみてもいいのでは? そんな数日ですべてがわかるはずもない。 とはいえ、合わない会社にだらだら長居しても時間の無駄だから、退職することが正解の場合もある。  こればっかりは 10年後20年後にならないと わからないかもしれません。 ただ1つ 私が退職を考え

人材不足は社員の数だけじゃない=プレゼンティズム・アブセンティズム

日本人は 少々の体調不良でも出勤する、というのが昔からの慣例、美徳のようなところがあります。とりあえず会社に行けば、周りの人に迷惑をかけることもないし、非難されにくい。本当は休みたいと思う体調であっても、とりあえず出社することが美徳となるのです。 そういう美徳で育ってきた人たちが上司になれば、当然部下にも同様の「上司の常識」が職場のルールになってしまう。 勿論、このような「頑張る姿勢」は素晴らしいことではありますが、あまりに無理して、本来なら休むべき体調、家庭の事情があって

産業医を探して・・・2年間

業種に関係なく、従業員が50人以上の企業では、産業医を専任しなければならない、という法律があります。(労働安全衛生法) 社員数が増えると更に産業医の数は増えていきます。 産業医の役割は、企業で働く人の健康管理、職場の環境が働く人にとって健康的で、衛生的で、ケガや事故が起こらないようになっているかをチェックして、改善点があれば、企業に改善を指示することです。 今はストレスチェックも義務化されているので、社員のストレスチェックの結果により、医師の面談が必要な人は産業医との面談