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同じ「年収」でも実態は全然違う!なんちゃって高収入・高年収男子には気を付けろ!

総合商社、広告代理店、外資金融、外資コンサルなど、「高収入」であると言われる職業は複数存在する。

具体的な会社については、しばしば話題になる東洋経済の平均年収「全国トップ500社」ランキングを参照して欲しい。

高収入のハードルとして、例えば年収1,000万円というのは、一昔前は一つの「成功」のラインであった。

実はその水準に至っても東京では全然庶民なのだが、その水準ですら全体の5%くらいの人しか至らないという。

生きて行く上でカネは必須であるので、将来のことを考えると合コン女子・マッチングアプリ女子は付き合う相手がイケメンかどうかに加えて、やはり年収も気になるところだろう。


ところがこの「高収入」というのは、単純に高ければ良いね!ではないことに注意が必要だ。


例えば筆者の年収については下記の記事で紹介した。

公認会計士という仕事をしていた頃の年収で、入社後数年で1,000万円を超えていた

ところが実はこの年収、筆者の純粋な実力値ではないのである。

どういうことかと言うと、2019年でいえば確かに年収は1,050万円であるが、毎月のベースは45万円強なので、「約束された」年収は550万円くらいなのだ。

ここに賞与が200万円弱、残りの300万円強は残業代で、合わせて1,050万円なのである。

もちろん転職市場でも「年収」というのは賞与・残業代を含めたものを年収と呼ぶので、年収の定義としては間違っていない。

ただ、賞与部分は所属している企業の業績のもとの自分の評価により決まるものである。会社の業績が低下したり、評価してくれない上司の下についたりすれば、下手すれば大幅に減少するものであるので不確定要素が高い

また、残業代についても「残業」というベースの契約の範囲を超えて自分の時間を切り売りした対価であるため、本来的な職務の対価ではない

例えばこの残業代300万円というのも、時間単価3,000円だとすると1,000時間を売却した対価である。

一方、筆者の知人で全然違う業界であるが同じく年収1,000万円くらいの人がいるが、その人は年間を通してほぼ残業がない。

これを、同じ「年収1,000万円」と呼んで良いものだろうか


そろそろこの記事で言いたかったことが理解してもらえたかもしれないが、「高収入・高年収」と言っても、めちゃくちゃ働いて高収入なのとベースの取り決めの範囲で働いて高収入なのは訳が違うということだ。

と言うか、めちゃくちゃ働いて高収入というのは、ある意味当たり前だろ(笑)という話である。

※とは言え、筆者の場合は新卒の就職先が全く合わないという失敗をしており敗者復活戦で拾ってもらった会社で、非常に良くしてもらったし、十分に給与をもらったという感覚があり、大変感謝している。


もちろん、それでも従事している仕事が大好きだ!という人は幸せである。

もっと余計に働きたいんだから。

ただ、彼女 or 家族はどう思っているのかはまた別の話だ。

年間を通して一緒に過ごせる時間が1,000時間減るというのはかなり大きなインパクトであるはずだ。

監査法人時代は上席者で離婚している人が非常に多かったが、おそらく高収入を得るための代償としての時間がべらぼうに多いことが一つの原因だと考えている。


結論、年収だけ聞いて「高収入」だと飛びつくのは危険だということだ。

めちゃくちゃ働いてようやく1,000万円なのであれば、一緒に過ごせる時間を増やせる相手の方が良いという考えも一つだろう。結婚し、子供も生まれればその気持ちはさらに強くなると考えられる。

合コン女子・マッチングアプリ女子はこれを考慮に入れて活動に励んでみて欲しい。


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