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論文の生産性を上げるための環境づくり: 効果的なガジェット&ツール

私が使っている論文の生産性を向上させる(と勝手に思っている)環境構築ついて紹介したいと思います。私の生産性の大半はChatGPTから来ているため他はオマケ程度の可能性があります笑。あと私はケチなのでサブスクは極力最低限にするために有料サービスは価値があると判断したものしか使わない方針です。

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ガジェット類

MacBook Pro(2画面出力できるモデル): 別にMacでなくてもよいのですがラップトップで4kの27インチモニターを2画面出力が可能なモデルが良いと思っています。(MacBookProでも4kを2画面出力できないものもあり注意が必要)2画面出力は、複数のタスクを同時に表示したり、情報を比較したりするのに便利です。例えば、一方の画面で論文を書き、もう一方の画面でChatGPTや参考にする論文を表示することができます。私は職場でも自宅にモニターを2枚ずつ用意はしていますがMacBook Pro1台で運用を行っています。ファイルは殆ど後述のOneDriveに保存していますが職場でも自宅でも出先でも同じ環境で作業出来る点が気に入っています。あとはZoteroのファイルも全部ローカルに置いておけば無料で使えます。(故障した時のリスクはありますのでタイムマシンへのバックアップは定期的に行っています)最近Intel MacBookProからM3MaxのMacBookPro14インチに乗り換えましたがファンがほとんど回らず電池持ちも良くなって快適です。

27インチ 4Kモニター×2枚: 大型モニターは、より広範な視野を提供し、多くの情報を同時に表示することが可能です。fullHDではなく4Kであることが大事です。細かい文字もつぶれずに表示でき目が疲れにくいです。2画面により、複数のタスクを同時に効果的に管理することができます。DellかLGがコスパが良くておすすめです。セールで3.5万円くらいになっている時を狙っての購入をお勧めします。
ちなみに34インチのウルトラワイドモニター(解像度: 3440×1440ピクセルの事が多いと思います)を推奨される方もいますが、27インチ4Kモニター2台(解像度: 3840×2160ピクセル(各モニター))のそれぞれの総画素数は34インチウルトラワイドモニター: 3440×1440 = 4,953,600ピクセルに対し27インチ4Kモニター2台: 3840×2160×2 = 16,588,800ピクセルです。27インチ4Kモニター2台の方が3倍以上の総画素数があり、高解像度な分、文章ファイルなどを小さく表示させることで多くの情報を表示させることができます。また値段もほとんど変わらないか、27インチ2枚の方が安い場合もあります。


モニターアーム: モニターアームは、モニター下のデスクスペースを確保し、モニターの角度や高さを調整して最適な視覚体験を提供するためのツールです。これにより、長時間の作業でも目の疲れを軽減することができます。基本的に一回設置して画面を動かさない場合はこちらで十分だと思います。激安ですが作りがしっかりしていて特に不自由を感じません。


Bestand ノートパソコンスタンド
: Macの質感と同じスタンドで気に入っています。MacBook Proを適切な視覚角度に保つことで、姿勢を改善し、長時間の作業でも疲れを軽減します。さらに、スタンドは一般的に通気性が良いため、パソコンの過熱を防ぐ助けとなります。


ロジクール アドバンスド ワイヤレス イルミネイテッド キーボード KX800M MX KEYS for Mac 充電式 US配列
Macに最適化されたキーボードです。充電も長持ちでタイピングも快適です。

個人的にUSキー配列が好みで使っています

日本語配列はこちら


トラックパッド
: マウスに代わりに使っています。ロジクールのMX Masterシリーズを愛用している人も多いと思いますが私は未使用なので分かりません。

Anker Nano II 65W (PD 充電器 USB-C): とにかく純正よりコンパクトなのがよいです。MacBook Proも純正に遜色なく迅速に充電することができます。

コンデンサーマイク:個人的にChatGPTと相性が良いと考えているのが音声入力です。タイピングに比べて圧倒的に早い入力が可能であることと多少の誤入力は言語モデルが意図を汲んでくれるからです。こちらのマイクを使うとMacの内蔵マイクに比べて声を張らずに入力が可能になります。ボソボソ呟くくらいの声量で入力が可能です。ただし同室に同僚がいる場合は使用は憚られます。ピンマイクのタイプも試しましたがいちいち手に持つのが面倒ですし景観も優れているので自立型の方がよいです。


Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル
:Ankerの高級ケーブル。絡みにくく手触りも良くて最高です。


ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン
:  同僚が沢山いる医局で集中したいときにノイズをシャットダウンできます。話しかけられても気づかないレベルになります。音も良いです。飛行機内でも必須アイテムだと思います。

HDMIケーブル(出張、当直のお供に):当直(宿泊)セットにHDMIケーブル入れておくと、テレビにPC 繋ぐことで当直室でも出張先のホテルでもマルチディスプレイ環境が出来て仕事が捗ります。こちらのHDMIケーブルは細くてかさばらずオススメです。


ツール

ChatGPT plus: この1年でこれ無しでは論文作成や文章執筆系の仕事はできない体になってしまいました。個人的には月20ドルの価値はあると思うので課金しています。校正ツールはChatGPTの登場以降使わなくなりました。校正サービスも出さなくなりました。翻訳ソフト(Google翻訳、DeepL)も元々それほど使っていませんでしたが、ChatGPT以降はほぼ使わなくなりました。統計ソフトは以前はJMPを使っていましたが最近はChatGPTに聞いてpythonでやる事が多くなりました。
以下は英文校正、和英翻訳、医療統計用のGPTです。よろしければご利用ください。

Office 365: Office 365は、Microsoft Word、Excel、PowerPointなど、論文作成、プレゼンに欠かせないアプリケーションです。オフィスを最新版で使える上に、OneDrive1TBが付いてくるのでこれでほぼ元を取れます。このおかげで私はDropBoxを辞めました。ファイルをクラウドに保存することで、いつでもどこでも作業を続けることが可能になります。Copilotはまだ個人では利用できませんが、いずれ利用できるようになってもサブスクにはなると思われます。


Zotero:文献管理ツールです。アップデートが終了してWordとの互換性が無くなってしまったMendeleyから乗り換えました。私はローカルに全部論文を置いているので無料です。EndN◯teより全然使いやすいです(個人の意見です)。ネットに常に繋がっている環境の人はPaperpileでも良いと思います。

Perplexity:AI搭載の検索ツールですとりあえずの学術的な調べ物はだいたいこれをまず初手で使っています。無料でも十分利用価値はあると思います。レビュー論文を書くときに論文からの情報抽出のため、PDF読み込み数の制限撤廃のために課金したことはあります。Elicitも同様のサービスがありますが2023年10月くらいの時は全然使い物になりませんでした(ただ頻繁にアップデートがありいずれ実用に耐えうるものになることを期待しています)

https://www.perplexity.ai/

Claude:ChatGPTに次ぐ?大規模言語モデルです。登録するだけで無料である程度までは使えます。ChatGPTがダウンしている時、もしくはPDFの読み取り用途に使用しています。回答内容はGPT-4の方が優れていますが、PDF読み取りに関してはClaudeの方がChatGPT(Advanced Data Analysis、プラグイン全般)よりも正確な気がします(個人の印象です)

iThenticate:剽窃チェックツールです。投稿前には必ず確認をしています。ChatGPTを使用したから剽窃の割合が増えた経験はありません(昔は英借文をしていたのでむしろ減りました)がニューヨークタイムズ紙(記事の内容をChatGPTがそのまま出力してきた)のような事案もあるので念の為やっておいた方が良いかと思います。

アマゾンプライム会員の学割バージョン大学院生におすすめです。通常の会員の半額でプライム会員の特典を享受できます。

以上です! 先生方の作業環境の向上のお役に立てたら幸いです。

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