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全方向に整える「中心力」(2)

中心力は、静的に安定し続ける力ではなく、揺れながら元に戻ろうとする動的なバランス力です。物理的に、左右・上下・前後と拮抗するエネルギーが統合することで、中心力が作用しています。
 
下の3つの図は、中心力によって、エネルギーが双方向に交流し、循環が生じている様子をイメージ化したものです。

<陰:集約・凝縮> 


<陽:拡散・膨張>
<陰陽の交流:循環>

中心は、自分の存在の大本、原点です。内側の原点に戻って、外側に動き出す、この双方向性のエネルギーが「中心力」です。

中心力は、物理的だけに及ぶものではありません。精神的には、アクシデントが起きても、ネガティブ・ポジティブどちらにも偏らず、弥次郎兵衛のように、「ブレながらブレない」バランス状態を保てます。



つまり、中心力とは、全方向に整える作用のことを言います。
 
この中心力によって、体は「回復力」、心は「共感力」、意識は「察知力」が覚醒し、更に「逆境力」や「生命力」が湧き出てきて、全てが円満に向かっていくのです。

ガンから奇蹟的に回復する人や、人生のどん底からV字回復する人は、原点に立ち返り、中心力から自らの命を再生させています。

ガンから奇蹟的に回復する人や、人生のどん底からV字回復する人は、1度、中心に立ち返って、0から心と体を再生する人たちです。

中心への立ち返りを数式化すると、「1⇒0⇒1」となります。この式は、1度、古い「1」を「0=無」にし、過去をリセットすることで、新しい「1=有」となる現実を生み出すことを表しています。
 
日本人は、戦争や震災のような大きな試練を受けても、何度も立ち上がってこられたのは、「1⇒0⇒1」というように再生する叡智が、私たちのDNAに受け継がれているからかもしれません。

‟はじめに”で掲げた『禍福は糾える縄の如し』という言葉が示すように、先行きが見通しづらい時代だからこそ、一見試練にしか感じられない現象に、どのような恩恵が含まれているのか、という視点が必要になります。

そのような視点で見ると、現在、誰もが自分の中心の「0」に立ち戻り、新たに自分を創り直すことを求められているのかもしれません。
 
この電子書籍では、自分の存在の中心の「価値」を見つけることで、体・心、そして人生も再生できる方法をご紹介します。

また、「陰・陽」「虚・実」「0・1」相反するエネルギーを統合させる「中心力」を、単に哲学的な話としてではなく、日常生活で、実用的に活用できる内容としてお届けしていきます。 

巻末に、このガイドブックとして『身口意ととのうセルフコーチング』と無
料WEBセミナーをご紹介しておりますので、併せてご活用ください。
 
この電子書籍をご覧になって、自分の中心とつながることで、自分で自分の人生の流れを変えられると、少しでも実感していただければ、私としても嬉しい限りです。

では、これから、「0」から新しいあなたを再生し、人生の禍福転換となる物語を紡いでいきましょう!

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