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九州1周チャリ旅その8。

旅の間、大体朝飯はコンビニのエビマヨおにぎりです。エビマヨ大好き。

桜島の夜明け。

とりあえず、垂水、鹿屋方面に向かいます。

九州はとにかく山が美しい。

関東近辺にはない山の形で、なんというか日本昔話に出てくるようなおにぎり型の山がたくさんある。

そして、杉、ヒノキだけの暗い黒い森ではなくて、色とりどりのカラフルな山なので、その山を見ているだけでも飽きません。


大崎という街に渋い夜の街があって大変そそる。


2時過ぎまで走り、相当な疲れが出たので、道の駅併設の風呂で風呂ドーピング。

流石に旅を始めて2週間くらいになったので、1日の最適なスケジュールを掴みました。

日の出と共に起きて撤収し出発(6時~7時くらい)。で、昼くらいまで走り、その辺で充電出来る場所を中心に休憩。2時3時になると大体8時間は活動していることになり疲れのピークが来るので、その辺で風呂があれば風呂。

で、風呂に入ると一時的に復活するので、その後に1時間か2時間走りながら宿になる場所を探して、テントを張って酒を飲んで寝るというパターンですね。

この日も風呂に入ったあと、志布志(しぶし)という街に大きめの公園があることを知ったのでそこまで行く。

すると、海の前にある「潮風公園」ってところは整備されすぎている上にランニングやウォーキングしている人もたくさんいるので、野宿には向かないw

けど、そのすぐ横くらいにもサッカー場に隣接している公園がある。そこは人の通りがあまりないので、一旦国道沿いのコンビニまで戻って酒と鶏もも肉ローストを買ってからまた戻り、テントを張って飲酒。

そこのサッカー場は地元のユースのサッカーチームなのか、練習していて、私が見る限り相当にレベルが高かったので、ガチで上を目指しているチームなのでしょう。

志布志という、存在すら知らない街でしたが、相当に人も車も出入りの多いでかめの港があり、さらにナイター設備が整った芝生のグラウンドで多くの子供達がガチでサッカーをしている姿を見て、静かな感動を覚えていました。

48年生きてきて、全く知らなかった街で暮らしている人たちがいて、そこでガチでサッカーをやって汗を流している子達がいる。

多分、あの中にはプロを目指している子もいるはず。

そういう営みがね、私の知らない場所でも確かにあって、今日も明日も息づいているという当たり前の事実。

ただサッカーをやっているところを見ただけですが、志布志という街は今回の旅でとても思い入れの強い街になりました。

で、ついに折り返し地点を超える。


次の日。

普段、私は甘いものを皆無に近いレベルで食べず、甘いものを買うことなんてのも年に数回あるかないかです。

コーヒーもブラック一択なわけですが、流石に1日12時間動き続けるような旅をしていると甘いものが欲しくなります。

スイーツも食いますし、コーヒーは砂糖入りが必須。

田舎らしい駅を通過。

早めの風呂ドーピングを終え、都井岬に向かいます。

この九州チャリ旅に目的はほぼないんですが、海に浮かぶ島の光景と都井岬の馬は見たかったんですね。

ただ、「岬」というイメージに騙されてましたが、ここ、完全に山。

佐世保に出るまでの国見山もきつかったけど、ここもホントきつかった。岬じゃなくて山って書いとけよ!って毒づきながら登ってました。



で、確かに良いところでした。お馬さんもたくさんいたよ!別に動物に興味ないから写真とか撮ってないけど!馬糞だらけだった!

ここからね、灯台のある先までずっと降りていけるわけですが、私はもう疲れ果てているので、そんなバカなことはしません。頂上だけで十分w

でも、ここも晴れて見晴らしがよい時には素晴らしい景観でしょうね。近所の人がうらやましい。

ちなみに、ここは野生の馬が生息している地域なんですが、山を登る途中で「つうか、野生の馬がいるとして、なんでここしかいないんだろうか・・・」って思ってましたが、きっちりと柵で囲って逃げ出さないようにしているんですね。

なので、都井岬の入口にも開閉出来るドアがあって、「協力金」って形の入場料も取っている。

ただ、同時に山を登る間、「野生の馬とかって大雨の日ってどこで寝てるんだろうか・・・。全員入れる洞窟みたいなのなんてあるわけないし、暴風雨が止まない台風の時とかどうしている系・・・?」ってことを考えていたんですが、比較的雨のあたらない木の下でみんなで集まって過ごすくらいのことしか浮かびませんでした。でも、一週間雨とかだったら、マジできついよな。答えを知っている人は教えてください。

で、地獄の都井岬を抜け、恋ヶ浦とかっていう洒落た名前のサーフィンスポットを抜け、風が強くて死にそうな海岸線を抜け(歩き)、宿探し検索すると、近くに栄松ビーチ・キャンプ場っていう事務所併設の市がやってるキャンプ場がある。

電話してみると「17時までに来てもらえれば大丈夫ですよ」とのことなので、ダッシュで駆けつける。


流石に17時までは常にスタッフがいるキャンプ場だけあって、平日でも私以外に2組の客がいましたが、ここはオートサイトに加えて常設テントもあるので、土日なんかは大混雑でしょうね。

シャワーを浴びて、身体をゴシゴシ洗って、服も石鹸で洗って、充電も出来るという文化的生活w

煮卵とアジの南蛮漬けで豪勢な晩餐。

充電し放題なので、久しぶりにスマホでドラクエやったw

ただ、すぐ隣のサイトに2人組が2つのテントを張って飯を食って酒を飲んで談笑していて、それは全く構わないんですが、九時過ぎにお開きになってそれぞれテントに入ったら、アメリカのオハイオ州にいるようなギネス級のデブ男がずっとクソデカ音でゲームをやっていて殺意が九州の空に広がりました。

ウソだろ?一緒に来てるヤツも注意しろよ、ボケナスが。

まあね、不特定多数の人が来る場所では、こういうイカれたヤツとも一緒になることを覚悟しないといけません。じゃなかったら行かないことだ。

朝まで完全に熟睡できることはほぼなく、12時とか1時とかに目を覚ましてしまうので、テントの中で残っている酒を飲む。

キャンプの生活パターンも見えてきたのだった。

明日は宮崎を目指す。

早く帰りたいw

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