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九州1周チャリ旅その3。

珍走団のせいで、今日もまた眠れない身体のまま日の出と共に起床し、撤収してでっぱつ。

とりあえず伊万里を目指します。

九州は桜が満開の枝もあり、この頃はだいぶ見頃に入ってました。

至るところに桜があって美しい。

この日は途中から天気が悪くなり、ポツポツ雨が降ってきたりしてたわけですが、疲労を抱えたまま走ると、途中で山道に突入。

伊万里方面から佐世保方面に行くには、その峠道を超えないといかんらしい。

きつい。

雨だし、重い荷物を積んだチャリではとても漕げる斜面ではないので、ずっと押して行くわけですが、「九州は高い山はないから余裕だろ」って思っていた旅に出る前の俺をぶん殴ってやりたい。

途中、あまりにも疲れて、電波も入らず今どの辺を走っているのかもわからくて気持ちも萎えてきたので、スマホに取り込んでいたCOMPLEXの曲を聞いて元気を出しました。

ありがとう、布袋さん、吉川!

で、ようやく頂上。

国見山ってところだそうですね。

画像検索すると、晴れているときの展望は素晴らしい景色ですが、ご覧のように何も見えませんw

映画「ミスト」かよ、ってくらいに何も見えない中を歩き続け、下りに入っても全然見えないので危なくてしょうがない為、超スローペースでくだります。

ずっとブレーキを握っているので手が痛い。

ちなみに私のクロスバイクは、”ディスクブレーキ”という仕様になっており、ママチャリのような一般的なチャリは”リムブレーキ”という自分の力でゴムで挟むヤツですね。

あれだと常に自分の力で止めなきゃいけないので、長い坂道だと地獄ですが、ディスクブレーキはタイヤに付随している円盤を挟んで止める構造になっていて、極めて小さい力で止められるんですね。

そのチャリに乗っていても右腕が痛くなるくらい握り続けていたわけです。

もちろん、両手で両方のブレーキを抑えるんですが、危ないところになると、どうしても利き腕の右の方をメインに使ってしまうのが右腕酷使の理由です。

で、ようやく佐世保の街まで来たものの、疲れ果てているので近所のセブンイレブンでアメリカンドッグと唐揚げ棒を食らう。

佐世保は昔ながらの港町って感じで昔の佇まいを残しつつオシャレな部分もあって良い街ですね。

ただ、ウソだろってくらいに道が悪い。駅前のメインの道路がガッタガタってどうなってんだよ、佐世保市長は首にしろ。

疲労がマックスになってきているので、宿泊場所を探すわけですが、やはりキャンプ場は近くにない。

というかね、キャンプ場はどこにもいくつか点在しているわけですが、夏しか営業してないところが多いのと、市町村がやっている公営のキャンプ場だと、無料だとしても事前申請して申し込まなきゃいけないし、有料だと役場系のどっかにカネを払わないといけないところがほとんどで、「当日いきなり行って使える」ってところは限りなく少ない。

となると、個人や私企業がやってるキャンプ場か完全無料で申請無用なところしか選択肢に入ってこないわけですが、そんなところもほとんどない。

となると、その日の調子と流れとタイミングで、疲れて動きたくなくなった頃に近場にある公園とか海とか川とかに野宿するのがもっとも手っ取り早い。

ちなみに、この旅のマイルールとして作ったのは、泊まる場所の選択肢として、

1、キャンプ場もしくは野宿
2、快活CLUBとかを短時間利用
3、普通に宿泊施設利用

という優先順位にしました。

別に意味はないんですが、「そういう旅」にしたわけです。

ただ、野宿の場合、風呂に入れないことも多いし、水が使えない充電できないってことも多く、リスクも当然多いです。

なので、まず疲れたら風呂施設を探してそこに入り、身体をキレイにして服を洗って、そこから野宿出来る場所を探すようになりました。

この頃の九州の日の入り時間は19時くらいで、17時18時くらいに目ぼしい場所を見つけ、暗くなって人がいなくなってからテントを張るという技を習得w

この日は、風呂に行く途中で良い草野球場併設の公園を見つけたわけですが、そこで野球の試合をしていたので、「風呂に入って出てきた頃には終わるだろう」というあたりをつけ、そのとおりになったので、風呂を出てからイオンで酒を買い充電し、誰もいなくなっているところではじの方にテントを張り飲酒開始。

桜が見事でしたね。

夜、誰もいなくなった草野球場のベンチで酒を飲むのもおつなものです。

この日の走行距離は54キロ。

山を歩き続けたのでそんなもんでしょう。

とにかく、身体がつかれてますw

というわけで3日目もおしまい。

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