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罪と事情

浮気、不倫、ドラッグ、万引きなどなど…


軽い犯罪になるものならないもの。

よくない、やってはいけない事と言われている事柄。

なのに人は、なぜリスクを冒してまで手を出すんだろうと、手を出そうとすら思わない人からすると疑問になる。

きっとそこに

欲望(つらい、楽になりたい、幸せになりたい、忘れたい、満たしたい)>恐怖(自分の中の正義)

の感情の比率の違いが発生するのかなと思う。

臆病で慎重な人はこの比率が逆になる。

リスクが怖いから、そもそも手を出しそうになったら環境を変えちゃう人もいるのかも。

私は後者のタイプ。リスクは苦手。

ドラッグと万引きは実際周りにやっている人があまりいなかったけれど、不倫や浮気は3ヶ月ぐらいの間隔で情報が耳に入ってくる。

地方だからか大半が職場内で起こっている様子。

恋愛が好きでたまらない人で結婚している人は、ときめきがないと辛いと思う。

それを家庭内に見出せないのなら空腹に耐えられない状態になり愛や欲を外に求めてしまう。

それがあれよあれよと、誰かが事実を話して事が大きくなり、職場も家庭も大騒ぎになる。


色恋沙汰には興味が無い私には関係ない話だと聞き流していたら、明日仕事明けに不倫が原因で離婚する夫婦の立会人になることになってしまった。

徹夜明けになかなかヘビーである。


確かに不倫や浮気はいけない事だとは思う。

しかしそこにはきっと理由があるのだ。

いや…ない時もあるかもしれないけど、今回は大有りな感じだ。

私はされた側(妻)の親族なので、した側(夫)の親族の言い分は聞ける状態ではない。

しかし、たまの親族の集まりで指示をされて動く夫を見ていて
「この人辛くないのかな?」
とは多々思っていた。

この人なんとなく支配されるのが本当は向いていないタイプだよなと感じていた。

祖母と新婚の彼女が話しているときに

「旦那は褒めて、転がして、支配するもの。
私は母のように旦那に好き勝手はさせない」

と話していて背筋が凍った時がある。

色んな夫婦の形があるだろうし、未婚の私が言っていいことないかもしれないが、ワンマン仕事をするパワハラ上司と部下の関係みたいだと思ってしまった。

その8年後にこの有様だ。

その後もあたかも100%相手が悪いような発言を聞いてきたものの、私にはどこかで違和感を覚えた。

確かに妻側もワンオペ育児気味になり辛かったと思う。

旦那側も不倫が会社にも家族にもバレても逆ギレして、不倫すらやめないのもよくない。

逆にこのトラブルが原因で愛が燃え上がったのかもしれないけれど。


リスクを伴うよくないといわれる行為は、一生無くならないのだろうなと思う。

人だから間違えるし、辛いことから逃げたい時の欲や甘い誘惑には勝てない。

やってしまったことはもう消せないのだ。

ならばせめて、きちんと謝罪する。

そして謝罪する側が謝罪の後に発言する場が設けられる状況になればいいなとは思う。

許されないこともあるかもしれないけれど、過ちを犯した人も本人が変わりたいと願うなら、前向きに生きることができる社会や環境になればいいかなと思う。

ネットの誹謗中傷のように悪い方ばかりを陥れるような社会や環境ではいけない。

息が詰まってさらに重い罪を犯してしまう人や、逆に何もしていないのに自ら命を断つ人もいるかもいるはず。


せめて明日はどちらかの肩を持ちすぎないように、冷静に立ち振る舞う。

…という意志を忘れないために記事にしてみた。

相当な修羅場になるらしいので遺言にならないように願うばかりだ。

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