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「書くことで人を応援したい」まきさんの選んだライターとしての生き方

人を惹きつける明るさと愛嬌で「ものづくり」や「デザイン」に携わる人々への想いを語ってくれた森川まきさん。
まきさんは、機械メーカーに勤務する傍ら、Webライターとしても活動をはじめました。

「文章でヒトやモノを応援したい!」と目を輝かすまきさんの選んだ生き方について伺います。

ものづくりの現場で感じたやりがい

ーー現在のお仕事についてお話いただけますか?

大学卒業後、機械メーカーに就職し、生産計画に沿って国内のメーカーから部品を調達する調達事務の部署で働いています。
私たちの生活に欠かせないものを作る意義のある仕事だと思っています。

業務の一環で、他社の工場を見学することがあるのですが、その際に日本の製造業のすごさを目の当たりにすることも多いんです。
ものづくりの現場で頑張る人たちが、この国の技術を支えているんだと感じますし、職人技と言われるような技術に圧倒され感動する毎日です。

ーー充実した日々を過ごされているのがわかります。

そうですね。
日本のものづくりの素晴らしさを身近に感じられる現在の職場は、自分にとってとてもやりがいを感じられる場所です。
だからこそ、仕事にも打ち込んできたのですが、気づいたら10年が過ぎていました。

仕事も安定し、これまでを振り返ったとき、なにか新しいことにチャレンジしたいなという気持ちが芽生えました。
自分が関わってきた日本の素晴らしい技術や、ものづくりを広めるお手伝いがしたい。
それを実現するため、広報部に異動したいと考えるようになったんです。

ーーついに伝えるお仕事へシフト転換ですね。

ですが、想いはあっても簡単にはいきませんでした。
広報の仕事がしたいと部署異動を希望しましたが、なかなか叶わなかったんです。

それなら転職するしかないのかと考えたこともありましたが、一歩が踏み出せず。
当時は、会社の広報という枠のなかでしか、自分の想いは叶えられないと思っていました。

世の中のすべてがデザイン

ーー残念ながら異動は叶わず……その後「ものづくりを広めたい」という想いは、どのように変化していったのでしょうか? 

もともとクリエイティブな仕事に憧れがありました。
そういう世界に関わってみたいと、デザインのコミュニティに入ったんです。

もちろん、デザインについての知識は皆無。
デザイナーという職業についてもよくわかっておらず、芸術系の大学を出た人が就くものだと思っていました。
その程度の認識しかなかったんです。

ーーとても行動力がおありなんですね。そのコミュニティではどのようなことを学ばれたのですか?

これまでの私の人生では縁のなかった世界だったので、とても刺激的でした。
特に「世の中のすべてがデザインなんだよ」という言葉が忘れられません。

この世界はデザインであふれている。
小さなものから大きなものまで、全てがデザインから成り立っている。

そのことを知ったときにとても感動したんです。

ーー確かにその通りですね!そのコミュニティでライターを知ったのでしょうか?

コミュニティで出会った人たちのデザイナーとしての仕事ぶりや、デザインに対する真摯な想いには、驚きと感動の連続。
彼らを見てクリエイティブな仕事への興味がより強くなったと同時に、その活動を多くの人に知ってほしいと思うようになりました。

そんなとき、たまたまコミュニティの週報を執筆していて、その文章をメンバーが褒めてくれたことがあったんです。
それが小さな成功体験となり、もともと文章を書くことが好きだったことも相まって、ライターとしてデザインに携わる人たちを文章で表現するのはどうかと考えるようになりました。

「なぜデザイナーを目指したのか」
「このデザインにはどういう意味や想いが込められているのか」

書くことでたくさんの人に伝えていきたい。

私はデザイナーにはなれないけれど、言葉でデザインに携わる人たちを応援したいと思うようになったんです。                               

言葉で伝えたい″ものづくりの素晴らしさ″

ーー会社の中から外へ目を向けられたのですね。

広報部への異動は叶いませんでしたが、もっと広い世界で自分の夢を叶えられることを知りました。
それに、ライターなら、デザイナーとして頑張る人だけではなく、ものづくりに携わるすべての人々を書くことで応援できますよね。
やっぱり私は日本の素晴らしい技術を知らない人や、その魅力に気づいていない人へ伝えていきたい。
そういう形でものづくりに貢献できたらと考えているんです。

ーーとても素晴らしい気づきですね。

私は長い間、ものづくりの現場で働いてきました。
そんな私でも、日本の技術力のすごさに日々感動するんですよ。

日本が世界に誇れるものをこの先の未来へ残していくためには、多くの人に知ってもらうことが大切です。
私は文章でそれを応援したい。
言葉が持つ力を信じている私だからこそ、叶えられると思っています。

ライターとしてのチャレンジ

ーーライター業はまきさんにとっての使命のように感じました。他にはどのようなジャンルにチャレンジしていきたいですか?

書きたいことはたくさんあります。
私はクリエイティブな分野が好きなんですね。
ファッションにも興味がありますし、ジュエリーなどのキラキラしたものも好きなので、そういうメディアでの執筆にも憧れます。

絵を描いたり鑑賞したりすることにも興味があります。
だからアートに関連した記事にも挑戦してみたいです。

また、カフェ巡りが趣味でコーヒーや甘いものも大好きなので、素敵なカフェやレストランを紹介する記事も執筆できたら。
愛犬と行けるお出かけスポットについても書いてみたいですね。

そして、いつか友達にもインタビューしてみたいな。

日本のものづくりへの熱い想いを感じた素敵なインタビューでした。
何度も人を応援したいと話すまきさんの瞳には、人への思いやりや優しさがあふれています。
言葉を大切に扱い、真摯に向き合いながら、人の心にスッと入り込める文章を書いていきたい。
そう語る彼女のこれからの文章がとても楽しみです。

まきさんのnoteはこちら☟


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