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最近読んだ本(4)|「幸福な食卓」 #5

瀬尾まいこの「幸福な食卓」を読みました。
こちらも学生時代に読んだことがあったのですが、すっかり内容を忘れていたので新鮮な気持ちで読むことができました。

《あらすじ》

佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。

“幸福な食卓/瀬尾まいこ【著】<電子版>-紀伊國屋書店ウェブストア”.紀伊國屋書店.https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0320137,(参照2024-8-2)


昨日は貴志祐介の「黒い家」を読んでハラハラしたので今日は瀬尾まいこの「幸福な食卓」で気分を落ち着けようと思ったのですが、思っていたより重めの話でした。

物語はどこか歪さを抱えながらも緩やかに穏やかに進んでいくのですが、中盤から後半にかけては思わず「えっ!?」と言いたくなるような展開で「こんなショッキングな話だったっけ?」とびっくりしました。

初めて読んだのは恐らく今から十数年も前の、中学生の時なので、なんだかいつの間にやら色んなことを忘れてしまってるんだなぁとしみじみ思いました。

家族や人との繋がりについて改めて考えさせられました。個人的には兄の恋人のヨシコがいい味出してるなぁと気に入りました。


気になった方は是非読んでみてください。

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