モチモチよもぎ

平成生まれ。 自分の経験や読んだ本などつらつら記録しています。 読書、映画、食べることが好き。 好きな作家:三秋縋、朱川湊人、小川洋子、瀬尾まいこ、群ようこなど

モチモチよもぎ

平成生まれ。 自分の経験や読んだ本などつらつら記録しています。 読書、映画、食べることが好き。 好きな作家:三秋縋、朱川湊人、小川洋子、瀬尾まいこ、群ようこなど

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介|はじめてのnote #1

初めまして、モチモチよもぎと申します。 これまでの自分の経験や読んだ本の感想など、 ゆるゆる投稿していきたいなと思っています。 自己紹介改めまして、モチモチよもぎと申します。 神奈川生まれ、東京育ちのOLです。 いわゆる機能不全家庭に育ち、色々な苦労を経験しつつも、今は一人暮らしを謳歌しています。 noteではその辺りの自分の経験を残せたらなと思っています。 趣味趣味は読書と食べること。 読書に関しては、昔は小説ばかり読んでいましたが、最近は自己啓発本も読むようになりまし

    • 最近読んだ本(15)|「ハンチバック」 #24

      市川沙央の「ハンチバック」を読みました。 100ページにも満たない短い小説ですが、凄まじい熱量を感じました。 最初から最後まで作者の世間や健常者に対する強烈な憤りを感じました。出てくる漢字や表現も難しく、短いにも関わらずスラスラ読めません。 極めつけは18禁官能小説顔負けの性描写が多くあります。割と好き嫌いが分かれる小説ではないでしょうか。 私は純文学が苦手なので普段は芥川賞受賞作品なんて読まないのですが、今回はとある人から是非読んでみてほしいとお薦めされたので手に取って

      • 最近観た映画【5】|「OLD」 #23

        U-NEXTで「OLD」を観ました。 私の大好きな佐伯ポインティの生き放題ラジオで本作が紹介されていたのと、あらすじを読んで興味を惹かれたので観ることにしました。 個人的にここ最近観た映画の中で一番面白かったです。 私は「世にも奇妙な物語」の大ファンですが、 それに似た雰囲気が漂っていました。 舞台となるのは、時間が異常な速さで経過する ビーチ。 どのくらいの速さかというと、1時間で2年、1日で48年が経過。2日もすれば老衰で死んでしまいます。恐ろしい。 ジャンルとして

        • 最近観た映画【4】|「インターステラー」 #22

          U-NEXTで「インターステラー」を観ました。 前回観た「メッセージ」に引き続き、こちらもSF映画ですが、「メッセージ」より遥かにハードなSFでした。 ものすごく見応えのある映画です。 なんてったって上映時間が3時間近くあります。 しかも、内容が結構難しい。 相対性理論、量子力学、ワームホール、特異点など物理学に関係する話が出てくるので、その辺りのことは文系の私にはなんのこっちゃ?という感じですが、知っていればより理解が深まりそうです。 個人的には、「重力が時間の進みを

        • 固定された記事

        自己紹介|はじめてのnote #1

          最近読んだ本(14)|「精神科医が教えるストレスフリー超大全」 #21

          樺沢紫苑の「精神科医が教える ストレスフリー超大全」を読みました。 こちらは小説ではなく実用書になります。 世の中、ありとあらゆる実用書で溢れていますが、本書は本当に「実用的」な本だと思います。 ストレスだらけの現代をストレスーフリーに生きるにはどうしたらいいのか、その方法が詰まった本です。 読んだ後からすぐできるToDoが沢山載っていて 参考になります。 科学的根拠に基づいて、睡眠、運動、食事が いかに大切かが懇切丁寧に説明されています。 私は圧倒的運動不足なので、「運

          最近読んだ本(14)|「精神科医が教えるストレスフリー超大全」 #21

          最近読んだ本(13)|「いいかげんに生きづらさを終わらせたい」 #20

          三森みささんの「いいかげんに生きづらさを終わらせたい」を読みました。 こちらは紙ではなく電子書籍のみの漫画ですが、とても読み応えがありました。 とても内容が濃いです。 さくっと読むというより、時間と精神に余裕がある時にじっくり読んだ方がいい気がします。 内容は、作者が抱えていたトラウマを様々な心理療法を通じて乗り越えていくというものです。 専門的な内容が多々ありますが、初心者にも分かりやすく噛み砕いて描かれていて理解しやすかったです。 私自身も機能不全家庭育ちでカウンセ

          最近読んだ本(13)|「いいかげんに生きづらさを終わらせたい」 #20

          最近観た映画【3】|「メッセージ」 #19

          U-NEXTで「メッセージ」を観ました。 私の大好きな佐伯ポインティさんが生き放題ラジオの中でオススメしていたので、観てみました。 SF映画は久しく観ていなかったのですが、 面白かったです。 これが噂の「ばかうけ」か、と納得しました。 一度、「ばかうけ」だと思ってしまうともうそれにしか見えません。 「ばかうけ」に乗っている宇宙人と言語学者のルイーズはなんとか意思疎通を図ろうとするのですが、そこは映画なので意外とすぐに意思疎通ができていて、「え?そんな簡単にできるもん?」な

          最近観た映画【3】|「メッセージ」 #19

          最近読んだ本(12)|「アイムーブメントセラピーの教科書」 #18

          赤木美津子の「アイムーブメントセラピーの教科書」を読みました。 ここ最近は小説ばかり読んでいたので、少し趣向を変えて今日は実用書の紹介です。 アイムーブメントセラピーとは、簡単にいうと眼球運動によってトラウマを解消するというもの。 私自身やったことはないものの、以前から興味があり、サクッと読めそうなこちらを見つけたので読んでみました。 なるほど、細かい理論云々というよりまずはサクッと実践することに重きが置かれている印象。 コツを掴むためのセッション動画や1人で行うための

          最近読んだ本(12)|「アイムーブメントセラピーの教科書」 #18

          最近読んだ本(11)|「夜明けの縁をさ迷う人々」 #17

          小川洋子の「夜明けの縁をさ迷う人々」を読みました。 彼女の作品には共通して透明感や静寂があり、 読んでいると気持ちが落ち着いてきます。 九つの話が収録されていて、どの話にもなんとも言えない気持ち悪さが漂っています。 なんの変哲もない、ありふれた道を進んでいたはずが、いつの間にやらおかしな路地に迷い込み、気づけば元に戻れないところまで来てしまった、というような感覚になります。 物語はとても静かに、慎重に進んでいくのでどこで道を間違えてしまったのかは気付けません。 読んでい

          最近読んだ本(11)|「夜明けの縁をさ迷う人々」 #17

          最近読んだ本(10)|「さいはての彼女」 #16

          原田マハの「さいはての彼女」を読みました。 Kindle Unlimitedで見つけて評価が高かったので気になって読んでみました。 短編なのでさらっと読めて、とても爽やかな小説でした。 読んでいて私も一人旅をしたくなりました。 自由気まま、心の赴くまま1人でのんびり知らない土地を訪れてリフレッシュしたいな〜と。 あと、自分の好きなことを突き詰めたり、仕事にできるのもいいなぁと思いました。 最近、自分の仕事が単調で面白くもなんともないから余計にそう感じたのかもしれません。

          最近読んだ本(10)|「さいはての彼女」 #16

          最近観た映画【2】|「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」 #15

          U-NEXTで「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を観ました。 劇場で上映してる時から観たいと思っていましたが、いつの間にか終了してしまっていたので今回U-NEXTで観ることにしました。 ゲゲゲの鬼太郎を観るのは約20年ぶりでした。 昔観ていた時とは勿論、声優さんも代わっていて、各々の印象が昔とは随分変わったなと感じました。 何より初っ端に出てきたねこ娘のビジュアルが現代風の八頭身美少女になっていて驚きました。 いやいや、可愛すぎるだろう。 若かりし頃の目玉オヤジもハンサムでびっく

          最近観た映画【2】|「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」 #15

          最近観た映画【1】|「MONDAYS」 #14

          U-NEXTで「MONDAYS」を観ました。 映画はFilmarksというアプリで観たいものをチェックしていて、今回は観たいものリストに入っていた中からコメディ色の強そうなこちらを選びました。 低予算で作られているようですが、面白かったです。前半はコメディ色強めで、後半はちょっぴり感動しました。 「何度も同じ1週間を繰り返す」という設定で、一人また一人とそれに気づいていく過程が面白かったです。 もし自分が同じ立場でタイムループしていることに気づいたら、どうやってそれを周り

          最近観た映画【1】|「MONDAYS」 #14

          最近読んだ本(9)|「ブラフマンの埋葬」 #13

          小川洋子の「ブラフマンの埋葬」を読みました。 前からタイトルの語感がとても気に入っていたのですが、肝心の内容は知らなかったので読んでみました。 サンスクリット語で「謎」を意味するブラフマン。 本当にそういう意味なのか気になって読み終わった後調べてみると、ブラフマンとは「インドの正統バラモン教思想における最高の理法。宇宙の統一原理。」という意味らしい。 益々よく分からない。 本書の中のブラフマンは犬でもなければ猫でもなく、鳥でもなければ魚でもない。 胴の一・二倍もある尻尾と

          最近読んだ本(9)|「ブラフマンの埋葬」 #13

          最近読んだ本(8)|「青くて痛くて脆い」 #12

          住野よるの「青くて痛くて脆い」を読みました。 前々から気になってはいたものの読む機会を失い続けてそのままになっていたところ、Kindle Unlimitedで見つけたので読んでみることにしました。 タイトルの通りです。 まさに「青くて痛くて脆い」って感じの青春小説でした。 登場人物の誰にも共感できず、誰に対しても薄っすらとした嫌悪感がありました。 恐らく自分の中にも登場人物たちと似たような部分があり、それを投影しているからだと思います。 主人公が誤った正義感から友人を傷

          最近読んだ本(8)|「青くて痛くて脆い」 #12

          毒親からの逃げ方(3) #11

          今回も前回に引き続き、私が実際に取った行動を記録していこうと思います。 生活に必要なもの引っ越し当日を迎えるまでに、家電や家具を一通り揃える必要がありました。 死に物狂いのアルバイト生活と家探しの合間を縫って必要なものを買いに出かけました。 具体的には、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ベッド、布団、テーブルが必要でした。 その時の誤算は、「店に行けばそれらが買える」と当たり前に思っていたことでした。 当然、在庫がなければ買えません。或いは取り寄せるなり、なんなりをしなくては

          毒親からの逃げ方(3) #11

          最近読んだ本(7)|「君の話」 #10

          三秋縋の「君の話」を読みました。 来月6年ぶりの新刊が出るということで、折角だからそれまでにこれまでの三秋作品を復習しておこうと思い、いちばん新しい2018年発行の本書を読むことにしました。 この本の舞台も「夏」なので、まさに今の季節に読むべき本でしょう。 「近年開発された記憶改変技術によって人々に架空の過去の記憶を植え付けたり、あるいは忘れたい過去を記憶から消すことができる」というのが話の大枠です。 本書を買った時、私は大学生でしたが今すぐにでもこの技術を開発してもら

          最近読んだ本(7)|「君の話」 #10