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愚痴や批判を言う部下をノックアウトする方法 「これからどうするか、前を向く何度でも」

ずっと悩んでいたことが、最近整理出来たので書き残そうと思います。

■愚痴を言ってくる職員

 ・こんな言い方をされたんだけど、このままだと休みを貰いますよ。
 ・頑張りたいけど、このままでは頑張れません。
 ・こんなこと言っても仕方ないんですですけどね。

■批判、問題点を突き上げて来る職員

 ・こんな状況になっているのに、会社は何もしないんですか!?
 ・どうするんですか!?
 ・あんな問題がある職員を、そのままにして良いんですか?

この2つは、言っている内容は真っ当で、現実に起こっている問題なので、否定は出来ないんですよね。
でも、これを言われる方は、何とも苦しい気持ちになります。

■意味を調べると

 【愚痴】 言ってもしかたがない事を、言っては嘆くこと。
 【批判】 良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定すること。

では、愚痴や批判をおこなった次の日に、その問題は少しでも改善しているでしょうか?

いいえ、今日と同じ日が来るだけです。

アドラーの「幸せになる勇気」の中に答えがありました。

その中に「三角柱の話」という場面があるのですが、

人間が困難や問題に直面した時に、3パターンの人間に分かれる。
①「かわいそうなわたし」
➁「悪いあの人」
③「〇〇〇〇〇」

多くの人は、
「かわいそうなわたし」・・・愚痴
「悪いあの人」・・・批判
の2面しか見えておらず、いくら訴えても、現状は全く変わっていない。

では、もう一つは何でしょうか?

③には「これからどうするか」と書かれていました。

つまり、問題や課題に直面した時に、考えるべきことは
「これからどうするか」
を語り合わなければなりません。

原因論 目的論

アドラーいわく
①「かわいそうなわたし」
➁「悪いあの人」は原因論。

③「これからどうするか」は目的論。

原因論

原因を過去にさかのぼる
 ・誰が悪かったのか、わるいあの人(誰かのせい)
 ・苦しい思いをした私(被害者)
 ・自分は悪くない
 ・不平不満
 ・愚痴

  ◎人を責めるので、人は離れていく。
  ◎他人に課題を振って終わりなので、自分に解決方法が残らない。
  ◎他の人が解決してくれることを待つ。
  ◎依存。
  ◎他責思考

目的論

未来に視点を置く
 ・これからどうするか、
 ・どうしたらいいか

  ◎自分に何が出来るか(自分で考える力)
  ◎自分で解決が出来なければ、相談する。(相談する力)
  ◎主体性を持つ
  ◎「自分が解決する」「自分が行動する」
  ◎自立。
  ◎自責思考

主体的解決方法をに考えるので、自分自身に解決したという経験が生まれ、さらに解決能力が上がって行く。

編集者:箕輪厚介さんもyoutubeで「悪条件も、条件。どんなことでも自分の責任だと思うようにしないと仕事なんて回っていかなくて、基本的に理不尽なことや予測不可能なことは起きる。それを「自分のせいじゃない」とか「誰かが動かなかったから」と言ったら真っ当な理由ではあるが、自分がボールを持っていない状態だから仕事は前に進まない。すべて自分の責任だと思えば、全部自分で判断できるし、ミスを事前に防げる」と言っている。

問題に直面したら、これからどうするか、自分に何が出来るかを考えようと思います。

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