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頭を下げることが出来れば、守備範囲が2倍になる。

情けないことはしたくない

会社の同僚が「頭をさげたくない」「情けないことはしたくない」と言っていた。

自分もかつてはそう思っていたけれど、今は頭を下げてくる職員に凄みを感じている。


どんな上司が理想なのか

数年前、どんな上司になれば良いのか考えていた時期に、周りにいる上司の観察をしていた。

上司とはどうあるべきだろう?

A上司(マッチョ)

一般的なイメージは強い上司だろう。仕事をバリバリこなし、判断力があるイメージ。上司Aとする。

B上司(ガリガリ)

その中に、要所でヘコヘコ頭を下げて、弱弱しいイメージの上司がいた。上司B。

上司Bは、マッチョ感ゼロ。ノッポでガリガリ。ヘコヘコ頭を下げている。

でも良く観察していると、上司Bの案件はスルスル通って形になっていく。

会社のもっと上の人達からも人望があり、交流がある。

部下の女性

自分にもある部下の女性が良くお願いに来る。自分もお願いされると、その仕事をせざる負えない。

その女性部下には、その女性部下の描く理想があり、その理想に向かって現実が出来上がって行く。

この上司Bと女性部下は一見弱弱しく、マッチョ感がないので、見た目では良さが見えずらい印象になっている。

しかし、良く観察していると現実を動かしている。

人間関係を円滑に作り強さがないので、色々な人が好き勝手言われたり、仕事の尻ぬぐいをすることが多い。

良く損な役回りになっているが、この2人は他の会社に行っても、活躍するタイプだと感じる。


頭を下げる効果

この2人の共通することは、頭を下げることが出来るということ。


頭を下げられない場合

例えば自分が係長だったと仮定し、頭を下げることが不得意であった場合の守備範囲は、

こちらになる。

自分の権限を使い自分より下の職員に対して命令することで、現実を動かしていく。


頭を下げられる場合

しかし、自分よりも上に頭を下げることが出来る人。お願い出来る人の場合は、

自分より上の人に、アプローチが出来る。

このことに気が付いてからは、自分も仕事の幅が広がった。
勝負所では、下手に出たり、甘えることも出来る様になった。

こちらとしては結果的に成果が出れば良いので、自分の頭を下げるダサいことはしたくないといったプライドは邪魔になる。

そして、この頭を下げることの効果を知っている職員の見る目が変わった。「弱弱しいな」といったイメージが「ヤル人間だな」と思う様になった。

結果的にマッチョを動かして、自分の思った様に成果を上げるのは弱弱しい頭を下げれる職員だったのです。

マッチョは喧嘩しがち

マッチョは頭を下げることが出来ないので、良く上と喧嘩をしている。

喧嘩をすることが必要な状況もあるけれど、可能ならまずはスムースに物事をすすめることが大切だと思う。


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