Dr.Ody

市中病院に勤務する内科医です。専門はアレルギー、リウマチ膠原病、感染症、プライマリ・ケ…

Dr.Ody

市中病院に勤務する内科医です。専門はアレルギー、リウマチ膠原病、感染症、プライマリ・ケア、骨粗鬆症。 季節柄注意すべき感染症やアレルギー情報、リウマチ膠原病との上手な付き合い方や治療、一般的な病気(common disease)、転倒予防・骨の健康に関する情報を発信しています。

最近の記事

薬剤耐性

薬剤耐性、、、重要なことはわかっているのだけれど、検査室に出入りしていないので、ハンデがあるなと思います。 令和元年 2.緑膿菌以外にメタロ-β-ラクタマーゼ産生菌増加が懸念されている菌はどれか。2つ選べ。 a 黄色ブドウ球菌 b 大腸菌 c 腸球菌 d バクテロイデス・フラジリス e アシネトバクター属菌 dについては知りませんでした。勉強不足です。 嫌気性菌 https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/107/11/107_2

    • 感染症法に基づく分類

      平成28年 2.2類感染症でないのはどれか。 a 鳥インフルエンザ(H5N1) b 鳥インフルエンザ(H7N9) c 中東呼吸器症候群<MERS> d 重症急性呼吸器症候群<SARS> e 重症熱性血小板減少症候群<SFTS> 厚生労働省のホームページです。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/

      • BCG

        令和元年 5.7か月の乳児。5日前にBCG接種を受け、接種部位の変化(針痕部の発赤と化膿疹)を心配して来院した。一昨日より接種部位の発赤を認め、接種痕が膿疱様になってきたという。発熱はなく機嫌もよい。 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。 a 「周りで結核に罹った人はいませんか」 b 「経過をみますので10日後にまた受診してください」 c 「ツベルクリン反応の検査をしましょう」 d 「黄色い膿を採取して抗酸菌染色をしましょう」 e 「結核のお薬をのみましょう」 BCGワク

        • 検疫感染症

          平成28年 1.検疫感染症でないのはどれか。  a 黄熱  b ペスト  c マラリア  d デング熱  e チクングニヤ熱 検疫感染症について。検疫法(p.456)を見てみたのですが、記述が乏しい印象でした。 ネットを調べてみると、指定感染症との対比で検疫感染症について概略がありますので引用させて戴きます。 https://www.hokendohjin.co.jp/news/20200131_news_01/ 【指定感染症】 感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対

        薬剤耐性

          学校保健安全法

          平成29年 1.学校保健安全法における第二種感染症の疾患と出席停止期間の組み合わせで正しいのはどれか。 (1) 百日咳・・・・・・・・・特有の咳が消失した後5日を経過するまで (2) 流行性耳下腺炎・・・・・耳下腺の腫脹が消失するまで (3) 咽頭結膜熱・・・・・・・主要症状が消退した後2日を経過するまで (4) 水痘・・・・・・・・・・全ての発疹が痂皮化するまで (5) インフルエンザ・・・・・発症後7日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまで(幼児は3日) a (1)、(2

          学校保健安全法

          感染症専門医試験;出題基準・過去問

          出題基準 http://www.kansensho.or.jp/modules/senmoni/index.php?content_id=11 過去問 http://www.kansensho.or.jp/modules/senmoni/index.php?content_id=13 学会が出している出題基準は、専門医テキストの目次とほとんど同じ。 テキストをしっかり見て過去問で傾向を押さえるのが、must、と考えました。 令和元年 1.都道府県知事が疑似症患者の入院を

          感染症専門医試験;出題基準・過去問

          2020年度感染症専門医試験に向けて

          パブリックコミットメント 人は目標を公言すると、それを達成する可能性がアップしやすくなる、そうです。 そんな訳で、9月13日に受験予定の感染症専門医試験に向けてこの2ヶ月間の勉強の進捗をここに記録、可視化していこうと思います。 将来、受験されるどなたかに、少しでもお役に立てばと思います。 自分のセッティングとしては、感染症科でのトレーニングは受けておらず、内科や専門診療科勤務中に担当した一般感染症診療の経験が多い、です。 使用している参考書は主に、 感染症専門医テ

          2020年度感染症専門医試験に向けて

          胸部CT

          アレルギー・リウマチ膠原病・感染症内科の臨床医が伝えたい胸部CTのポイント スタッフ・研修医に向けて記事を書きました。 ポイントは3つ ①正常解剖を身に付ける ②間質性肺疾患を分類できる ③市中肺炎、結核、真菌感染症などの感染症の画像を認識できる(次回) ①正常解剖を身に付ける 呼吸器科医師や放射線科医師と会話するためには、マナーとして知っておくと良いでしょう。 下記の単語や画像所見を自分の言葉で説明できれば、対等な関係でコミュニケーションがとれること間違えなしです。

          胸部CT