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産後うつを救ってくれたのは…

(この記事は2分で読めます。)

こんにちは。
ジェンダーレス母ちゃんの中村 炎です。

*

レイキと出会ったのは、
上の子を産んでしばらく経った頃だった。


いや、
本当は、もう少し早く出会っていたんだけど、
その時は、私の頭の遥か上を、通り過ぎただけだった。

*

レイキ?何それ宗教??

ガテン系の仕事で、月に数回通い続けた治療院の先生から、『レイキ』という言葉が度々出てくるようになったのは、私が26、7歳の頃だっただろうか。


「レイキ?ってなんですか?」


と聞くと、先生も、
とても説明しにくくて…と前置きしながら、

「宇宙のパワーを…」

と言い出したところまでで記憶が途切れている。


…完全にヤベェやつに先生が足をつっこんでる…


正直それが、最初の印象で、
レイキは、私の頭の遥か上を、通り過ぎていったのだった。

*

気になるけどやらないぜ

それ以来、度々先生はレイキを通じて私に色々なありがたい話をしてくれた。

素敵な話ばかりだったけど、
信用していいものか、イマイチ分からず、

『レイキヒーリング』と検索してみたり、本屋でレイキの本を探してパラパラ立ち読みしてみたり。


どうやら嘘じゃないみたいだ。

レイキが、宗教じゃないってことは分かったし、
ヤベェ学問じゃないってことも分かった。


それでも、治療院でレイキを受診するまでには至らず、
私は妊娠をし、切迫流産のため、治療院から少し離れてしまった。


*

騙されたと思ってやってみる?

事態が大きく動いたのは、
私が真面目にしっかりと産後うつになったからである。


子どもは可愛い、でも大変。
寝不足に加えて、授乳で固まった体は悲鳴をあげていた。

夫に子どもをあずけ、
藁をもすがる思いで、治療院へ行った。


先生はいつもと変わらぬ優しさで、包み込んでくれた。


いや、違う。


先生は変わっていた。

なんて言うんだろう、
まだ40代でお若いのに、仙人みたいな優しいオーラを放っていた。


元々優しい人だったけど、一年数ヶ月会わない間に、更に更に、優しい人になっていた。


先生はすごい。
整体を受けると、なぜか心まで癒される場所。

その日も、色々な話を聞いてもらった気がする。
産後うつで、泣きながら話す私に、
先生は、
「最後に、少しだけレイキやる?」
と勧めてくれた。

もしかして、この癒しのパワーは、レイキによるものなの??

騙されたと思ってやってみよう。

*

体が波打つような感覚


仰向けになり、先生は、タオル越しに頭を両手で包み込んでくれた。

ただそれだけ。


それだけなんだけど、
信じられないくらい温かくて、

そのうち、
体が波打つような感覚に驚いた。


本当に、頭からエネルギーを注入されたような実感。

なにこれ。え?なにこれ。


施術が終わると、私は、
少し、うつから抜け出せたような気持ちになった。

一体私の体になにが起こったんだろうか。


治療院にある 可愛い招き猫と目が合って、
写真を撮らせてもらい、待ち受け画面にした。

普段なら、うさぎにしか興味無い私が、招き猫に惹かれるなんて。
でも、なんだかそうしたかった。

それからは、
ちょっと辛いかも、と思ったら、
招き猫の ほほ笑みを見て、先生を、レイキを思い出した。


すると、不思議と、なんとかなった。



私は、レイキと出会ったのだ。

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