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桜咲き 出会った詩人と詩を重ねた…

何を忘れたんだろう…

花弁舞うこの季節
花びらを見て思い出す

そうか…

あの時…あの場所で…
君と…

やっぱり僕は思い出せない…
君の美しい笑顔しか…

でもそれだけでいい…

一番好きだから…
今はそれだけで…

***************

何度季節が
巡り来ようとも

花弁舞う季節に
君の涙を思い出す

もちろん
私も頬を濡らす

気付けば
頬に張り付いた花弁に

君の薄紅色の
唇を想い出す

ああ…
もう一度触れたい…
君の唇に…

***************

風が吹いた…
私の肩から花弁が舞う

強がっていた
何もかもに…

忘れたい…
でも忘れられない

桜が私に思い出させる
あの頃の記憶

刹那ではない
目に永遠に焼き付いた
君の笑顔…

桜空を見上げるたびに
思い出す…

君の優しい口元を…

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