SNSでの本の紹介

Twitterでの本の紹介ツイートをまとめておきます。良い本を紹介できているので、散逸してしまうのはもったいないかな、と。過去ツイのすべてを確認することはできませんが、可能な限りサルベージして、見つけたらこちらにあげていきます。新しくツイートしたものについても、随時更新していきます。

大橋崇行『中高生のための本の読み方』(ひつじ書房)、めっちゃオススメです。リンク先の［紹介した本］を見ればわかるように、多様なジャンルの本を扱い、のみならず、読んだ後のこと、例えば読書会などの方法もレクチャーしてくれるんです。先生方は、授業運営のご参考にも！ https://t.co/TCZ75CLBe6

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 6, 2022

岩波書店の小冊子、「岩波ブックレット」というシリーズはご存知でしょうか。だいたい一冊70ページほどで、お値段も500円程度。刊行数はすでに1000号を超え、現代の社会や世界を考えるうえで大切なテーマを、幅広く扱っています。中高生から大人まで。かなりオススメです！😆https://t.co/fmF18nTzR3

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 3, 2022

放送大学大学院の文化人類学の授業にゲスト講師としていらした、災害人類学の木村周平先生のお話に心の底から感銘を受け、先生も著者としてご参加されている、この本を買った。『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会)。想定外に大きくてびっくりしたけど、内容も、頗る深い。良い買い物になった。 pic.twitter.com/HXOT2AwizX

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 1, 2022

>別れ際、「信教の自由」を主張する教団側に対し、「人を不幸にする自由はない」と言い渡したのでした。

坂本弁護士の言葉。
カルトを糾弾することと信教の自由は、矛盾しない。

—『「カルト」はすぐ隣に 　オウムに引き寄せられた若者たち (岩波ジュニア新書)』江川 紹子著https://t.co/axnzLm3eel

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 2, 2022

ファシズムが、日常を統制し、日常に支持されることによって成り立つ体制なら、私たちの"日常"的な反抗は、きっと、有効な政治的実践であるはずだ。

おすすめの本の紹介:『「暮し」のファシズム　――戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた (筑摩選書)』(大塚英志 著) https://t.co/FQbtqCLMK1 pic.twitter.com/iE99h63DFI

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 30, 2022

今まで読んできた【生権力／生政治】の入門書のなかで、いちばん良かった！
アガンベンのところはやっぱり難しいけど、でも、読み手になんとか伝えようとする試行錯誤が感じられ、なんか、嬉しくなったよ😊

おすすめの本の紹介:『生と権力の哲学 (ちくま新書)』(檜垣立哉 著) https://t.co/5ONz4fsqCA pic.twitter.com/TUv9dGnTNA

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 29, 2022

声を上げるとはどういうことか。それは、声を聴くという行為の意味を問うことに等しい。この本には、新しい民主主義への可能性が詰まっている。

『私たちが声を上げるとき　アメリカを変えた１０の問い (集英社新書)』(和泉真澄, 坂下史子, 土屋和代, 三牧聖子, 吉原真里 著) https://t.co/DpfVRsAsJd pic.twitter.com/JE6wd4lbuU

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 27, 2022

鴻巣友季子先生の本は、これで３冊め。『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくま文庫)。なんと、小学生に翻訳を教える授業を一冊の本にまとめたもの。僕は常々、翻訳という営みを"文化相対主義を乗り越えるための実践"と考えてきたんだけど、その思いを、さらに強くした。名著だよ！https://t.co/yEH6pxbYH9 pic.twitter.com/ARuN2jMNwr

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 26, 2022

とても良い！

ジェンダーをめぐる僕ら素人が抱くであろう疑問を挙げて、一つの議題ごとに、

hop
↓
step
↓
jump

と段階を踏みながら解説してくれるので、多くの読者に開かれている。

だから良いノダ！

ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた - 株式会社　明石書店 https://t.co/MiqHIrrQ6r

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 26, 2022

100万部売れるべき本。

小中高生にも大人にも、絶対絶対、読んでほしい。

俺、自分の顔のデカさネタにするの、もうやめる。

繰り返すが、100万部売れるべき本。

おすすめの本の紹介:『人は見た目！と言うけれど　私の顔で,自分らしく (岩波ジュニア新書)』(外川 浩子 著) https://t.co/4z7UwHMxCY pic.twitter.com/jL4WYUTTLk

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 22, 2022

牧村朝子『同性愛は「病気」なの？』(星海社新書)、読んだ。

これ、すんごぃ。

アルケオロジー的観点から「同性愛」という観念の構築性や政治性を暴く。

僕は「現代思想はその実践の書を読んで学ぶべき」と思う派だが、まさにそれにうってつけの一冊。

ガチお薦めだよ。https://t.co/sEiKUZk0BN pic.twitter.com/B8cDXbPmCZ

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 21, 2022

岩波ジュニア新書の『砂糖の世界史』は多くの人が絶賛する名著ですが、あの一冊を「なるほど〜」って読んだ人、次はコレがオススメですぜ？ 専門的だが高校生でもイケる！

おすすめの本の紹介:『世界システム論講義　──ヨーロッパと近代世界 (ちくま学芸文庫)』(川北稔 著) https://t.co/dybS03CBXa pic.twitter.com/5c74HvMI2Z

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 9, 2022

読んだ。

これ。

これだよ。

この一冊を探していたんだ、俺は。

どうすれば政治的な主体になれるのか、中高生にも伝わる言葉で具体的にレクチャーしてくれる。

皆、読もうぜ。

おすすめの本の紹介:『従順さのどこがいけないのか (ちくまプリマー新書)』(将基面貴巳 著) https://t.co/XS0y3zXd1N pic.twitter.com/ykDTajkj2A

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 8, 2022

徐京植『在日朝鮮人ってどんなひと？』(平凡社 中学生の質問箱)で知った、宗秋月『猪飼野タリョン』(思想の科学社)を読む。この本に紹介される詩の一節に、涙が滲むほどに胸を打たれたのだ。読み書きができず、老後に夜間中学で学んだ文さんという女性の詠んだ詩だ。

>人間が生まれる時に私も生まれた pic.twitter.com/yzQT8vrWys

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 6, 2022

良い良いとは聞いていたし100分で名著「資本論」も素晴らしかったのでかなり期待していたのだが、うん、こりゃすげぇわ。期待の遥か上を行った。何よりこの人には私たち市民が見えている。素晴らしい。

おすすめの本の紹介:『人新世の「資本論」 (集英社新書)』(斎藤幸平 著) https://t.co/KviTXfSAxv pic.twitter.com/bGLLEuEJ2Y

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 7, 2022

本日の保護者会は、対象が中３及び高１の保護者の皆様でした。お話しした内容の要旨は、「読書、読書。やっぱり読書だな！」です。自著の宣伝もちょっぴり？させていただきましたが、中高生向けに、以下のレーベルを激しく推すなど。よろしければご参照ください。下にいくにつれ難度が上がります(主観) pic.twitter.com/MtlHYnfBaM

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) July 17, 2022

おすすめの本の紹介:『砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)』(川北 稔 著)

あまりにも有名で今さら感はあるけど、本当にすばらしい一冊だ。僕たちの"日常"が何を犠牲にして成り立っているのか、それを世界史的な視座から可視化してくれる。たくさんの中高生、受験生に読んでほしい。 pic.twitter.com/Ro8u7RBXRm

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 15, 2019

名著！
これは名著！
みんな、松村圭一郎『はみだしの人類学』を読むんだっ！
中学生からイケるぞ！
世界との付き合い方が、変わるっ！
自分との付き合い方が、変わるっ！

おすすめの本の紹介:『はみだしの人類学　ともに生きる方法 NHK出版　学びのきほん』(松村 圭一郎 著) https://t.co/USrFJPJeVM pic.twitter.com/0K10j5QVwt

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 21, 2022

…これは…すげぇ一冊だよ……

俺、生まれて初めて、カントの批判三部作→『永遠平和〜』について、そのつながりを具体的にイメージすることができた…

感動で泣きそう………

おすすめの本の紹介:『自分で考える勇気　カント哲学入門 (岩波ジュニア新書)』(御子柴 善之 著) https://t.co/wFX3MPVpWx pic.twitter.com/CvrVoDIVhT

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 22, 2022

荒井裕樹『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)を再読していて、あらためて言葉というものの凄みを知る。この一節を読み返したとき、比喩ではなく涙が溢れ出た。決して消費されることのない"まことの言葉"がここにはある。未来へと手渡すべき一冊。https://t.co/lAhaixm5cy https://t.co/f1V4dhcl72 pic.twitter.com/gzOrC2GdVB

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 21, 2022

優生思想が歴史の遺物ではなく、いま、この社会の現実を構成する一つの観念であることがよくわかる。岩波ブックレットはページ数も短く、一気に読めるのがよい。読書が苦手な方もぜひ。

おすすめの本の紹介:『相模原事件とヘイトクライム (岩波ブックレット)』(保坂 展人 著) https://t.co/k8FZnW78X3 pic.twitter.com/ESuAxdBbq9

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 21, 2022

こちら、Philippa Levine『14歳から考えたい 優生学』斉藤隆央訳(すばる舎)も、大変に勉強になりました。扱う内容、及び文体に鑑みるに、"14歳から"というのは少々厳しいかもしれません。むしろ、高校生、大学生、そして大人が読むべき一冊かと思います。https://t.co/jMKs6OolKL

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 21, 2022

次は、これ、本多創史『近代日本の優生学』(明石書店)に臨みます。まだパラパラめくっただけですが、それだけでも、この国の今や未来のために、とても大切なことが書かれているとわかります。読み終えたら、また、感想などツイートします。https://t.co/HsF4Ok11bn

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 21, 2022

「この内容を"入門"と呼ぶのはちょっと…」というような"入門書"も珍しくない哲学本界隈ですが、本書は、文字通り"ひととおり"の"教養"を身につけるのに適した書き方。看板に偽り無し！

おすすめの本の紹介:『教養として学んでおきたい哲学 (マイナビ新書)』(岡本 裕一朗 著) https://t.co/4MI07CjW6x pic.twitter.com/AudgebW5CA

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 17, 2022

ヤバいおもしろい。激烈おもしろい。科学論・科学史の入門書。
高校生・受験生の皆さん、これ一冊読んでおけば、大学入試で出題される科学論、読むの楽しくなるよ。

おすすめの本の紹介:『科学とはなにか　新しい科学論、いま必要な三つの視点 (ブルーバックス)』(佐倉統 著) https://t.co/4hGmVcdxIH pic.twitter.com/lifwzDubBD

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 10, 2022

おすすめの本の紹介:『はずれ者が進化をつくる　──生き物をめぐる個性の秘密 (ちくまプリマー新書)』(稲垣栄洋 著)

すこぶるおもしろかった。個性と進化をキーワードに、多様性という概念について考えていくのだが、どんどん老荘思想に近接していくのが興味深い。 https://t.co/sd6tuvzVaD pic.twitter.com/SsIAFD2wxv

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 10, 2022

アラブ文学研究者の岡真理の著した、『ガザに地下鉄が走る日』(みすず書房)には、剥き出しの生…人権や人間性を剥奪され、単なる"生き物"としての生を強いられる、パレスチナの人々の"日常"が、血の滲むような筆致で綴られています。多くの方々と、共有したい一冊です。https://t.co/MsoCk8qj2E

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) February 25, 2022

ガッサーン・カナファーニーは、自身もパレスチナ難民として生き、政治闘争に参加した作家です。爆弾で暗殺されています。『ハイファに戻って／太陽の男たち』黒田寿郎・奴田原睦明訳(河出文庫)に所収の「太陽の男たち」には、僕たちの思いもしないような死が描かれています。https://t.co/cNSlrlkjmF

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) February 25, 2022

岡真理『記憶／物語』(岩波書店)との出会いがなければ、僕は今頃、全てに絶望する生ける屍だったかもしれない。岡のあらゆる本は、哀しみに満ちている。それでも読後に「生きねば…」と思えるのはなぜなのだろう。
多くの人に読んでほしい。
今は電子書籍で刊行されています。https://t.co/BxGyc3Em5z pic.twitter.com/caRlJrCL57

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 18, 2021

文学って何…？

なんのためにそこにあるの…？

という問いに対して、岡真理『棗椰子の木陰で』(青土社)以上に明確な"答え"が、現代の世界において果たしてあり得るのだろうか。

青土社 ||哲学／思想／言語：棗椰子の木陰で https://t.co/IUgrrf87DO

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) November 4, 2020

なんのために勉強するのか？とは、きっと永遠に答えの出ることのない問いなのだろう。
でも、少なくとも僕は、自分なりに勉強を続けてきたことで、岡真理『彼女の「正しい」名前とは何か』(青土社)を読むことができた。それだけでも十分に、勉強してきた意味はあったわけだ。 https://t.co/wiQ1EsgGyk

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 9, 2020

これ良い。めっちゃ良い。漢文の副読本になるのはもちろんのこと、現代文の語彙や教養を身につけるのにも良い。中学生から読めると思う。でも、大人が読んでもおもしろい。オススメ。

おすすめの本の紹介:『故事成句でたどる楽しい中国史 (岩波ジュニア新書)』(井波 律子 著) https://t.co/H7lKz9ggX4 pic.twitter.com/dlLssXNCfL

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) May 22, 2022

宮本陽一郎先生の『モダニズムの文学と文化』(放送大学大学院教材)を読むと、文学やカルチャーと呼ばれるものが、どれだけ強力な政治的装置になるのかがよくわかります。世には人文系の学問を等閑視するような言説が散見されますが、それは本当に本当に恐ろしいことなんです。 https://t.co/ONVLD9N4rv

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 21, 2022

島内裕子先生の、

> 読み継がれてきた作品は、その成立が何百年前であっても、そのまま「現代文学」である

というお言葉に、感動している。『方丈記』に言及なさるくだり。なんなら泣きそうである。鳥肌ヤバい。

島内裕子『日本文学の研究史』(放送大学大学院教材) https://t.co/B2qSK0gG9f

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 14, 2022

放送大学大学院の人文学プログラムでこの「異文化との出会い」という授業を受講しているのだが、常軌を逸するレベルでおもしろい。１講の聖書の翻訳史からして、尋常じゃなくおもしろい。テキストを読むだけでも超弩級におもしろい。

異文化との出会い (放送大学大学院教材) https://t.co/PcU2oM6Xth

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) May 24, 2022

中高生の皆さん…

これ…

絶対に

絶対に

絶対に……

読んだほうがいいです。

絶対に。

いっしょに、答えの出ない問いを、考えていきましょう。

おすすめの本の紹介:『はじめて学ぶ生命倫理　──「いのち」は誰が決めるのか (ちくまプリマー新書)』(小林亜津子 著) https://t.co/CdzuCHGZo3 pic.twitter.com/xPcGYHgw3m

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 2, 2022

推しの「中学生の質問箱」(平凡社)シリーズなのだが、例えばあの齋藤純一が、中学生への質問に答えるという形式で政治学について解説してくれるこの一冊など、大学受験生なら必読レベルですよ？

おすすめの本の紹介:『平等ってなんだろう？ (中学生の質問箱)』(齋藤 純一 著) https://t.co/ivDyCQfAg4 pic.twitter.com/n0AxHGn5zg

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 24, 2022

ちくまQブックスも期待度大のレーベルですね。小学校高学年からイケるけれど、この一冊なんて、大人が読んでも救われる。自分という存在に悩む全ての人々に。

おすすめの本の紹介:『きみの体は何者か　──なぜ思い通りにならないのか？ (ちくまＱブックス)』(伊藤亜紗 著)ら https://t.co/qw5CkHxxmL pic.twitter.com/8gwqG7iHNF

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 24, 2022

僕は予備校講師なので、受験という文脈から紹介します。
現高1〜高2生で、一橋大学や早稲田の文化構想を志望している人は、

庵功雄『留学生のための 近代文語文入門』(スリーエーネットワーク)

をやり込みましょう。本当に。 pic.twitter.com/32uK3OH9L2

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) January 5, 2022

徐京植『在日朝鮮人ってどんなひと？』(平凡社)という本、この本自体が良書なんだけど、ここに紹介されている、宗秋月『猪飼野タリョン』(思想の科学社)に所収の、文今分という人の詩があまりにも胸に響いて。

一節、引用しておきます。

>人間が生まれる時に私も生まれたhttps://t.co/n1EwHWe2up pic.twitter.com/IDRrwpTHXs

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) June 28, 2022

ところで皆さん、

南野森監修『10歳から読める・わかる いちばんやさしい 日本国憲法』(東京書店)

は、良い本です。原文・口語訳・解説の構成で、例えば第99条は「(略)とにかくすべての公務員は、この憲法を大切にして、大事に守らないとダメだよ」と、あらわかりやすい！https://t.co/mTayJBxLXq pic.twitter.com/iKSbpqzSgW

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) July 10, 2022

助川幸逸郎先生@Teika27 難波博孝先生@hirotakanamba より、ご新著『迷える国語教師たちの物語 文学授業のカンドコロ』(文学通信)を頂戴しました。めっちゃおもしろい。読み始めると止まらなくなるヤツ。授業者にはもちろん、高校生や一般の方々にもおすすめ。文学を読むことが、より楽しくなります！ pic.twitter.com/0OiXYu4YYU

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) July 10, 2022

中田考『13歳からの世界征服』(百万年書房)を、少しずつ読み進めている。引用した箇所はごく最初のほうに語られているものなんだけど、深い…深いよこの言葉は。ここまで軽い気持ちで楽しみながら読んでいたんだけど、一気にシリアスモードになった。https://t.co/nYUjjP3C8w https://t.co/ywrdtsbUjR pic.twitter.com/IJx4RsCgjY

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) July 12, 2022

絶対に消費されてはならない本、必ず次世代へと手渡さなくてはならない本というのがあると思うんだけど、例えば、

辺見庸『もの食う人びと 』(角川文庫)

なども、そうした大切な一冊だよ。「食」を題材に、世界を、社会を、人間を鋭利に深く洞察する、名著中の名著ナノダ。 https://t.co/oJZOpmwEjr

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) July 11, 2022

読了。文学の読み継ぎ方に、新たな視座を示してくれる、理論書であり実践の書。ネガティヴ・ケイパビリティというコードから、宮沢賢治「なめとこ山の熊」を読み返したくなった。良書です。講談社より刊行。

おすすめの本の紹介:『ケアの倫理とエンパワメント』(小川公代 著) https://t.co/cumdkcPId8 pic.twitter.com/8sNYRVxvCn

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) November 28, 2021

#新書で英語学習

私は英語についてはまったくのド素人ですが、

鴻巣友季子『翻訳ってなんだろう？』(ちくまプリマー新書)https://t.co/DkIYNWeE4c

と、

リービ英雄『英語で読む万葉集』(岩波新書)https://t.co/ZYxdqOTesg

は、現代文講師としても、本当に勉強になりました。

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) August 20, 2021

#新大学生にオススメする新書

鴻巣友季子『翻訳ってなんだろう？　─あの名作を訳してみる』(ちくまプリマー新書)

受験で学んだ英語を錆びつかせるのはもったいない(←実体験…orz)。その先の英語学習に。そして、文化論・文学理論の入門書としても。https://t.co/DkIYNWeE4c

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) April 6, 2021

ジェンダー
いじめ
ルッキズム
クラスカースト
そして、多文化共生に向けての様々な葛藤

小学生はもちろん、中高生や大人にもめっちゃ読んでほしい。

でも電車で読むのはオススメしない。だって泣いちゃうので。

おすすめの本の紹介:『となりのアブダラくん』(黒川裕子 著) https://t.co/rHGxt12qQh pic.twitter.com/xhP1uG6dxP

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) July 22, 2022

論破ロンパうるさい現在の風潮に対し、約半世紀前に書かれた本が、すでにツッコんでくれていました。 pic.twitter.com/VoHvm44PdY

— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) May 26, 2022