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第675回:市場のカナリア、逆イールドの解消が、日経平均の防衛ラインを穿つ

秋ですね。秋の風情を感じます。自然や景観のはなしではありませんよ。相場の話です。『ああ、秋だなあ・・・』、という、実にメランコリーな情緒不安さを全身で感じ取る相場付きになって参りました。毎度申し上げることですが、本稿では、『上げるかも下げるかもわからない』、とか、『上がるけど下がるし、レンジはこれだ』、みたいな、曖昧な表現はできる限り排斥し、“ハッキリ時期とともに相場を書く・読む”をモットーにしていることから、それなりに責任とプレッシャーを感じながら分析をしているのですね。前回の記事で、『そろそろオオカミ少年になっちまう』と書いたのは割と本音で、あれだけ株は危ない危ないと書いておいて、株が下がらなかったらただの馬鹿になるところでしたが、無事に雇用統計を通過し、4,000円超も日経平均激烈に下げてきてくれて良かったです(全然良くない)。

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