ちゃんと 遊ぶ!

「おいしいものでも食べて元気出してね」
という言葉の中身が最近わかりました。

わたし、おいしいもの食べても元気が出ない体質でした。
昔からそうでした。だからずれていたんだ。
食べることに関しては、
けっこう、喜びが少なくて、むしろ、プレッシャーのが多い。
給食時代のトラウマも手伝ってるし、残しちゃいけないしとか。
食べ物屋さんの
椅子とかお皿とか、盛り付け方で興味が湧くと、
たまにめちゃくちゃテンション上がりますが。

これは、そういう性分なのです。もう、つきあうしかないし救いようない。

で、最近、全然休めてなくて!
寝ても(ニューヨークの)家にいても、なんかいつも動いてしまい
絵を描くための片付けや準備も含めて、なんやかんやセコセコうごいてるので、こんな時は画家を休んでもなかなか人間を休めないけど
もう少しゆっくりリラックスで休みたいなと思っては、おりました。

おいしいもの食べて元気だすのは元気使うので。

そうだ!思いっきり遊ぼう

と思っても、美術館に遊びに行ってしまうので
今回はちょっとそういうのじゃなくて〜
なんかいい方法ないかなと、なんとなく思っては、いました。

急に予約できて、
天才の美容室に行って、だいぶリフレッシュしたんですが


その続きで、ちょっと絵から離れて思いついたのが
「服屋さんに行って新しい服に身を包まれる」か
「楽器屋さんに行って、わたしが音を出そう」ってやつ。

よく、このタイミングで思いついたな、自分。

わたし、音楽に対しては、無意識下でどうしても消えない
かたくななこだわりがあるらしくて、
その感覚的なことが、全然自分でも解明できてなくて
音楽は、私の中での、内緒の、本当の遊び道具。


音を出すことには、普段はとてもたどり着きにくく、
音楽を楽しむ方へ入りにくい時の方がが多いんだけど、
絵を描くのが仕事になっている分、遊ぶのは、
もうね、ここまでくるともう、音楽しかない!

自分らしくなくてもいいし、うまくなくてもいい。ニューヨークだし。

そして、楽器屋さんで1時間くらいドラム叩いてました。

でもって、これが、みんなが言う
『おいしいものでも食べて元気出して』
ってやつの自分風なんだと、この日に、わかったんです。

そんな時間は、とても自然に自分の中心を取り戻させてくれました。
やっぱ、練習ではなくて、ただ遊んでるっていうのがすごい楽しくて
はじめて何かを見つけた時のわくわく感を久しぶりに味わった〜。

さらに、
自分が叩いてる姿が見たいから動画撮ってインスタに流してたら
今度の大阪のイベント(絵で行くやつ)で打楽器叩きますか?
って依頼が来て、
早いな。
すごい、うれしいなんだこれは。

TOMOKO KOUDA 2019

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