見出し画像

5年前に書いた、アロマと私が出逢うまでの体験記⑤

少々更新が滞ってしまいました。繁忙期であり、色々不調があったりなんかして、セルフケアに集中していた2023年の夏でした。

では、

2000年に起きたことを2018年に書いて、2023年に振り返っている、続きです。

5、新社会人生活

その後、私は何とか就職が決まり、友人たちもそれぞれの道に進む。社会人生活は人間関係や労働時間、お給料等についての悩みごとが多く、よく集まっていた。
新しい生活で、こつこつ積み上げていた健康へ向かう生活はあっさり崩れた。ネガティブ思考の思い込みによるストレスで心は暗く、冷えも強まり、月経は重く、食生活は不規則になっていった。でも必死で、普通になりたいって頑張っていた。

肩こり、むくみ、冷え、(病院で処方された薬を飲まなければ慢性的に)便秘、毎月の月経前の感情の振れ幅と食欲に、月経痛に悩まされることが当たり前になっていく。

体も心も面白いもので、痛みに慣れると、痛みを痛みとして感じなくなって“ふつう”と認識しはじめる。同じような不調友人と笑って「毎月のほとんどがつらいね」って話してたけど、今考えると、びっくらぽん(古い…だけど母は時々今も使っている)。自分の体の声(悲鳴)に気づいてあげられなかった。


社会人になってからも、「しばらくの間は定期的に検診を行ってくださいね」と言われていたので、手術後は1ヶ月、3ヶ月、半年、と間隔を徐々に伸ばしながら検診に行っていた。

ちなみに、私の緊急手術はざっくり言うと【片方の卵管が炎症を起こし閉じてしまい、更には腸壁とくっついて炎症を起こし、腹水が溜まっている状態(様々な細菌のチェックをしてもらったけれど、手術後は何も出なかった)】を解決するために行われた。

病名もあったのだけど、実は、その後の定期検診で、奇跡的に卵管の詰まりはなくなってしまった。

セカンドオピニオンで訪れた先生には、まさかの「うーん、診断書の病名はちがっていたかもしれませんねえ…」と言われた為、休学届の診断書で見かけた以降、あまり必要なくなってしまって、それからはすっかり忘れてしまって、いつかの断捨離の時に捨ててしまった。体が回復して、心が癒えたから、「私の体験した病気」に執着することが無くなったのも理由のひとつだとは思う。


この頃、私はどこかで、病気になったけど前よりも元気にならねば、親や友達を安心させねばと、またもや謎の方向に頑張るエネルギーを注ぎこみ始めていて、おおばかものさは抜けきれていなかった。私の「優しさ」は、また間違いはじめていた。

そして、この後にやってくるPMS(月経前症候群)がひどすぎて休職する日を迎えるまで、変な気合いで体の痛みをのらりくらりと誤魔化して生活していた。


そうして、のらりくらりの日々の終わりは突然やって来る。

人生には「突然」はあんまりないと、思う。必ず、習慣や自分や人に対する思い、価値観や感情など、小さな積み重ねがあって結果として現実に何か起こるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?