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うつ短歌 6

久々に母と話した陽だまりの朝 ぼくの居場所はここであると知る


「早起きは三文の徳」「ぼくは一文でいいです」踊る朝顔


世界一でかいわたあめの上にいて わざわざ苦いコーヒーを飲む


人生はなるべくしてなる 閉業の通天閣の下に咲く花


大阪を去る ぼくを東南アジア系と決めつけたこの大阪を


雨風に打たれながらも動じない 下を向いても動じぬ稲穂


余裕なき時こそ丁寧さを意識する サンダルを脱ぎ捨てる夏

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