ラーメン4.0@開業日記#70 〆のラーメン

今日はいつもより柔らかい内容で、〆のラーメンについてなぜ食べたくなってしまうのかを考えていこうと思います。短めの内容なので最後までよろしくお願いいたします。

なぜ〆のラーメンを食べたくなってしまうのか?

お酒を飲んでいいかんじに酔っぱらうと、どこからともなく決め台詞のように聞く

「〆のラーメン」

あの身体に滲みわたる感覚…お酒飲みな皆様の中にも経験がある方は多いのではないでしょうか。

実は、あのラーメンを食べたくなる感覚にはちゃんと理由があったりすると言われています!ただ食べたい理由を探した結果のような気もします(笑)

さて、その理由とは!
まず、体内に入ったアルコールは肝臓に運ばれて酵素によって分解されるのですが、

肝臓の必要とするエネルギーは主にブドウ糖(炭水化物)。その他にはビタミンB1などが挙げられます。


つまり、アルコールを摂取することで、

血液中のぶどう糖を消費

血糖値が減少

身体は下がった血糖値を上げようとする

「何か食べろ」とお腹が空く…


ラーメンやごはんに代表される炭水化物は消化されてブドウ糖などのエネルギーに変わります。つまり、お酒を飲むことで身体が炭水化物を欲するというわけなのです。

さらに、肝臓でアルコールを分解してくれる物質が作用するためには、うま味物質の一種で「イノシン酸」が必要になります。イノシン酸は鰹節や肉に豊富に含まれる旨味成分でして、トンコツでダシを取るラーメンにはイノシン酸が豊富に含まれています。

また、ラーメンの麺に使用されている「かんすい」も関わってきます。

飲酒により体内が酸性に傾いているため、アルカリ性のものを食べたくなります。かんすいはアルカリ性の溶液のことで、それが練りこまれた麺が食べたくなるというわけなのです。

ちなみに、ビール党の人にはもっと当てはまっちゃったりします!
ビールにはカリウムが多く、ナトリウムが少ないのですが、身体は体内のカリウムとナトリウムのバランスを保とうとします。
つまり、ビールを飲んでカリウムが過剰になるとナトリウム、つまり塩分が欲しくなってくるのです!
ビールっ腹の原因にはこれもあるのかもしれませんね(笑)


そんなところで「〆のラーメンが食べたくなる理由」お分かりいただけたでしょうか!

しかしお酒も食べ物もたくさん取り入れた体に良いかといわれると…ポッコリお腹にも繋がってしまいます。食べるか食べないかは自己責任でお願いします…!

健康的に飲むためにはおつまみに少し意識して、アルコールの分解を助けてくれる鰹節がたっぷりの冷奴、大豆やあさりの酒蒸し、しじみ汁、豚肉料理など、ビタミンB群の多い食材を選ぶと、ラーメンを食べなくてもいいかもしれませんね!

それではまた明日!!

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